「美しく暮らす住まいの条件~間取り・動線・サイズを考える~」
水越美枝子 著
エクスナレッジ
を購入して見てみました。
本当は電子書籍で欲しかったのだけれど無いようだったので、紙の本になりました。こういう建築関係の書籍は、何か、家を建てる前とかリフォームなどの際に、業者の方にこちらのイメージの説明にすぐに使えるように、確かに紙の方がいいのかもしれませんね。
この本の内容は、とても至れり尽くせりで、いろんな項目において気になり易い個所への対処法がきちんと示されているので、こうしたい、こうすれば快適、というアイディア一覧集のようになっていて、私自身が想像していたイメージ通りのものも幾つかありました。外構から玄関までのアプローチとか、玄関を入ると植栽が見える、という辺りの好みはズバリ。
とは言え、通常の玄関を上がった先には坪庭を配置できたりすると、とても良い感じではないだろうか、とも想像したりします。 つまり、玄関ドアを開け、土間収納というプライベートスペースを通って手洗い場で手洗いうがいをし坪庭前を通ってリビングなどに向かう。来客の人達は玄関ドアから入るとそこで止まり坪庭を見る。
二重人格な玄関 玄関に土間収納を設けるとしたら - Qu'en pensez-vous?
その狭い中庭には植物やオブジェしか置いていないのだけれど、少なくとも、中庭に面するガラス窓を眺めている間は平静な気持ちになれます。
ミニサイズですが囲い型の中庭を見て - Qu'en pensez-vous?
全体的に、住宅建築やインテリアの写真がとても美しいです。
私自身の好みと違うのは、インテリアのテイストというか、床材の色かもしれません。私はもっと白い床か、反対に色の濃い床か、両極端な感じの色が好みですね~。
南向きにこだわり過ぎない、というのは、なるほどというか、生活しながら私もそういう感想を持っていたところだったので、そういう考え方をしても良いんだ、と安心しました。
東側を大きく開いて、東側のフレッシュな光がたくさん入る住居に暮らしたい。
朝の光、昼の光、午後の光、夕方の光 - Qu'en pensez-vous?
リビングダイニングのレイアウトの設計図の一部分とかも、少ないですが載っているので、キッチンとダイニングテーブル、ソファのレイアウトとかも、図面を見ながら空間を想像できます。
他の本ですが電子書籍で購入して、寝る前とかに、家を綺麗に保つためのイメージトレーニングのようにして見ている片付け&インテリア関係の本があるのですが、それを考えるとこの本もやはり電子書籍で欲しかったな~と思いました。寝る前にこれを見れば、翌日以降の片付けの意欲も沸いて来そう。片付けの決意を固めて就寝、これ重要。
本当に、私は片付けが苦手で、掃除は大好き、片付け苦手、というアンバランスさなので、物を捨てる原動力のためにイメージトレーニングが必要になる。幸い、掃除が好きでフローロングの手入れを熱心に行っているおかげで、最悪の事態には陥らずに済んでいるようなもので、結局のところ、物を減らさないことには仕方がない気がする。
私は汚れ落とし兼用ワックスで1、2週間に一度、忙しいその他の場合なら最悪でも1ヶ月に一度はフローリング全体を水拭き掃除します
フローリングの床を美しく保ちながら暮らしたい - Qu'en pensez-vous?
心地良い住宅や、美しく生活することって、女性にとって一大関心事に違いないので、すごく女性向けの、建築や住宅、というよりかは暮らしをより楽に、そして豊かにするための提案集になっていて、とても素敵で楽しめます。
二重人格な玄関 玄関に土間収納を設けるとしたら - Qu'en pensez-vous?
クローゼットを通り抜けたらプライベートモードになる - Qu'en pensez-vous?
大きなパントリーと、心底大嫌いな物干しスペースについての問題 - Qu'en pensez-vous?