Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

人口と、建築や都市の現れ方

多分、何でも産地が大事で本場で特産品を入手しよう的な精神で、お土産ってことだからやっぱ桃は桃なんだろうなあ!?

久しぶりに洋楽を聴いてみたら、既に2021年を代表する名曲が出揃っていた - Qu'en pensez-vous?

少し前に記事にしたばかりのジャスティン・ビーバー「Peaches」の歌詞にのっけから地名としてジョージアと出てきますけど、それから連想して、オカルトサイトを見ていて得た知識ですが、『ジョージア・ガイドストーン』というものがあるんだったよな~ということを思い出しました。かなり内容が恐いですけど。陰謀論とかとも関係あるんでしょうか。世界人口を5億人以下に保つとか、人口削減計画なのかどうかは不明ですがそういう恐い類のもの・・・。このコロナ禍の今の流れから言って、その方向に向かっているのかと思ったりもする。めちゃくちゃ恐いです。
石碑に刻まれている選ばれし数言語の中に、日本語は入っていないとのこと。でも少し考えてみて、そういう石碑って、どうなんだろう、石碑に書いていないからと言って滅亡するとも限らない気はするけれど。逆ということもあるかもしれない。

5億人以下、ということなので、現在70億人いるとして、文明を維持できる人口の数ってどのくらいなのだろう?という疑問は浮かびました。5億人以下、と書いてあるからには、それでも文明が維持できるということなんでしょうか。現在日本人だけでも1億人を超えるのに、5億人とするとものすごく、地球はスカスカな状態になってしまいますけど。でもきっと、70億人というのは多過ぎる状態で、この惑星の能力を越えているのかも。食糧の問題とか、エネルギーや資源、温暖化、あらゆる面で増えすぎた人口は悪影響があり過ぎるのかもしれない。

今、朝日新聞で連載中の、福岡伸一先生が書かれている新・ドリトル先生物語に、年代・時代の推移と対応させて各都市の人口を覚えておく、という趣旨のことが書いてあったのを読んで、なるほどと思ってハッとしていたところです。一体、数年前にフィーバーしていた「サピエンス全史」には人口のことって書いてあったのでしょうか?紙の本は全部段ボール行きになってしまってすぐに取り出せないので確認ができないんですが、あまり人口についての印象が無いです。 

下巻の方が私としてはまあまあ面白かったというか、このヤバ過ぎる著者でも、下巻の方は比較的まともに書いているように思いました。

「サピエンス全史」について今更ですが感想を挙げます(どちらかというとディスってます) - Qu'en pensez-vous?

90億人の人口をどのように(建築的に)収容するか、という話を何かでされていたのは建築家の原広司さんに違いないと思うのだけれど、90億人という話がどこに書いてあったのだろうと思って、探してみましたが見つかりません。対談集みたいのだったかもしれません。
ディスクリート・シティ」の4冊のうちのどれかに出てきているかもしれないと思って見てみたら、確かに人口について書いてありました。「ディスクリート・シティ」Vol.1の12コミュニティ論の限界、の所に、地球上の人口について考察があり、産業革命以前は3億人程度で、20世紀初頭に15億人、20世紀の終わりには60億人と記述があります。Vol.2のインタビューの方でもインタビュアーの方の質問で人口問題について出てきています。 

ディスクリート・シティ』は4冊セットで、Vol.1が空間に関する論文、Vol.2が対談集、Vol.3が実験住宅モンテビデオの建設中~完成までの写真、Vol.4がドローイング、手描きの設計図となっています。

『ディスクリート・シティ』 原広司 - Qu'en pensez-vous?  

ディスクリート・シティ』というタイトルからもわかるように、空間概念における離散性がテーマとなっています。

『ディスクリート・シティ』 原広司 - Qu'en pensez-vous?

人口と、建築や都市の構想ってのは直結しているとすると、均質空間などというものが平然と出てくるのは、やはり人口問題を発端にした現象であるとも言えるのだなあと思いました。世界人口がモンスター化しているからモンスター的な空間が登場して来るということなんだろうと思う。
人がたくさんいるからどうにか社会や文明が成り立っていると信じ込んでいましたが、実際にはそういうものでは無いのかもしれない。実は人類はもっと少ない人口でも文明を維持して行けるのかもしれない。考えもしなかったことでしたけれど。例えば「ディスクリート・シティ」で構想されているような文明は、どれくらいの世界人口に適用可能なものなのか、それとも最初から人口設定か人口密度の設定ってあるのでしょうかね。離散型集落とはまた別物なのではないかと思うのだけれど、500メートルキューブの第1モデルでは、10万人の都市が想定されていると書いてありました。しかも、人工と自然がバランスした第3の気候がテーマ、ともあります。とても夢がありますね。今、見ているのは「WALLPAPERS」です。こんなに未来への想像や提案をもうずっと前にされていたなんて驚異的に思います。

「サピエンス全史」について今更ですが感想を挙げます(どちらかというとディスってます) - Qu'en pensez-vous?

「YET」 HIROSHI HARA から原広司さんの建築理論の普遍性について考える - Qu'en pensez-vous?

原広司 HIROSHI HARA: WALLPAPERS - Qu'en pensez-vous?

新しい近傍とは - Qu'en pensez-vous?

『ディスクリート・シティ』 原広司 - Qu'en pensez-vous?