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空間について考えます

モダンリビング253号掲載の安藤忠雄さんが手掛けた空間が美しい

モダンリビングの最新号に、マンハッタンのペントハウスⅢ、建築家の安藤忠雄さんによるマンハッタンのペントハウス改修の写真が掲載されていて、とても美しいな~と思って見ていました。
こんなことを書くと沢山の方々から怒られそうですけど、管理人は今まで安藤忠雄さんの建築作品にあまり興味が無く、特に美しいとも思って来なかったのですが、今回このペントハウス改修のインテリアがとても美しくて、初めて心に響いた感じです。白くて螺旋階段があって静謐な空間。軽々しくない白さ。白は白でも何らかのニュアンスが無ければ静謐とは感じない、ただの白、軽薄な白さになってしまうのではないかと思う。そこがやはり安藤忠雄さんの腕なのだろうなあと思った。わかりやすい美しさというか。こういうのを禅の空間だと外国の方々は思うのかも。

このモダンリビング253号、その後のページの建築作品とか、以前の号に比べて全体的に写真が暗めに見えたのだけど私の目がおかしいのだろうか。天候があまり良くない時に撮影したとか?安藤忠雄さんの作品の写真は海外だから、光が明るくて別に普通に見えるけど。その他の建築作品の写真がほとんど暗めの光。陰翳礼讃にしてもちょっと暗いように感じた。
で、その陰翳礼讃風な情景から、急にイメージが展開して、和室とか和モダンとか、和室がダーッと連なるような住宅も見て見たいな~という気がして、確かにこの号にも障子がある和モダン住宅も載っているのだけど、床が木の板であって畳じゃない。畳がダーッと連なるような昔風な空間というか、昔ながらの日本家屋って見てみたいな~と思ったりする。
たまにテレビで、一般家庭への取材とかで和室に大きな座卓で対応しているような映像が出てくることってありますけど、見かけると、「和室って美しいなあ。」と思ったりする。そういう日本家屋版の豪邸といった実例を逆に我々って普段見なさ過ぎる傾向にあるのではないかと常々思っていたりする。広大な畳の間が見たい。これ、管理人の切実な希望。

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