書きそびれていてずっと前の話になってしまいますが、5月のことだったと思いますが、NHKの「シブ5時」という番組に建築家の隈研吾さんが出演されていましたね。15分間くらいのコーナーだったと思いますが。
印象に残ったことと言えば、何か、隈研吾さんが仰った「面白い」「楽しそう」という感じのコメントに、そこに居並ぶアナウンサーの方々などから何かワッと不思議な笑いが起こったことでしょうかね。建築家のようなクリエイティブな業種の人が「面白い」と発言すると、きっと普通のサラリーマンからだと逆に面白く見えたり、違う世界の人種だくらいの感覚なのかもな~という気がしてしまった。そこ本当は笑う場所では無いと思うんだけど。真剣に話をしているんだと思うんだけど。
アフターコロナの空間デザインについてお話されていましたが、基本的に今までの流れとは変わらないと思うけど、更にスケールは大きくなったかも。今までは、内と外の境界を曖昧にするくらいだったのが、今度は本当に外に出て行く感じの方向性になるという内容だったと思う。箱の外に出ること、箱の外側、ストリートも含めて、都市や国土についてもう1回デザインし直すくらいの感覚で考えていく、といったお話だったと思います。
あと、リモートワークする人のための空間デザインについて「そういうブースとかせせこましい話じゃなくて」というお話の辺りでも、また若干の笑いのようなものがアナウンサーの方々の間で起こっていたようでしたが、そんな感じで、たまに軽い笑いが起こるのが、まあ和気あいあいとしていると言えばしているのだけれど、建築家が何か別世界の人的な、ぶっ飛んだ世界にいる人のようにサラリーマンには見えているような、そういう笑いのような気がして、何となく感覚や感性の隔たりを見ている方としては感じました。笑うところじゃなくて、多分アーキテクトの方は真剣に語ってる場所だと思うんだけれども。
都市について考え直さなきゃいけないっていうのはそれは本当にそうで、東京一極集中する国土計画になっているために新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが効かない状況になって来ているとも言えるわけだから。
あと、なんかこのブログ、やたらとNHKの番組のことが出てきたりし易いですけど、別に特にNHKばかり見聞きしているわけでも推してるわけでも何でもないです。普通に、他の民放のチャンネルとかの方をずっとよく見ているのに、ブログの記事になり易いのはなぜかNHKの番組なので奇妙だ。
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