Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

うつるものはうつる

先日、新型コロナウイルスは空気感染するという新情報が出ていたことで連想したことがありました。マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の中に、シャンゼリゼのジルベルト、っていう話があったと思うんですが、空気感染する病気ということでその話が思い浮かびました。
今、紙の本も何も手元に持っていないので正確性に欠けるかもしれませんが、記憶では、行くだけで病気にかかるという噂のあるシャンゼリゼ公園で語り手が女の子といちゃついていたところ、後になってから、語り手は40度の熱が出て病に臥すという話があったので、アレっと思いました。屋外なのにそこにいるだけでうつるなんて、それって相当だと思って恐いと思いましたが、実際には他に何か接触したとか飛沫が飛んだとか実際にはあったのかもしれないけれど、少し昔の話だから、そこにいるだけでうつるという表現になったのかもしれない。直接的には、相手の女の子が無症状感染者か病気になって治ったのに黙っていたということもあるのかも。
で、結局語り手は治ったという話だったと思うけど(もし間違えていたらすみません。長~い話だからもし何かの話と別の話が混ざって記憶されていたとしたらすみません)、どうやって治ったかというと、医師に診てもらったら、牛乳を飲めと言われたんだと思う。牛乳の他は、何も食べないで断食という指示だったんじゃなかったかと思う。う~ん、これも今、手元に本も電子書籍も何も資料が無いのでうろ覚えなのだけど、読んだ時、医師の出した指示が非常に興味深いと思いながら読んだことは覚えてる。自然治癒力を高めるようにするような療養の仕方を提案していていたように思った。解毒というか、悪い物を体外に排出させるようなやり方。昔は、今みたいに製薬会社の良い薬があるわけじゃないからね。
そんなことで、高熱の出る病気は昔からあるのだなあと思って、そんな小説の中の小話の1つになるくらいだから、感染症って大変なものだと改めて思いました。というか、日本の今の状態、冗談じゃなくてヤバいと思います。海外では一気に流行が来たけど、これから諸外国で起こっていることと同程度のことが日本でも起きる可能性も出て来たように思うので悪い状況だと思う。

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