Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

急激な変化に適応する(2)オカルト&スタートレック編

 

WHOテドロス事務局長が22日の会見で、「世界は私たちがいた元の姿に戻ることはできない」と述べたとのことです。そうだろうと思う。先週あたりテレビに出ていた国際医療福祉大学の先生も似たようなことを仰ってました。もう我々が知っているかつての世界には二度と戻ることは無いのだし、突如として私たちは新しい価値観で新しい世界を生きなければならなくなった。

急激な変化に適応する(1)学生編 - Qu'en pensez-vous?

これについてスペイン風邪の時の例を参照するだけではイメージしにくいと思ったので、ペストの時代のことも考えてみました。
スペイン風邪の時のことだけだと、次に起こりうることは戦争ということになってしまうので(戦争は儲かるという説があります)、先週あたりは核シェルターがいるのかな?などと考えたりもしていましたが、そもそもそれを置く場所が近隣に取れないし結構値段も高いのでダメそうに思いました。それでそれはきっぱり諦め、近くに地下鉄の駅や地下街のようなものがある人は良いと思うけど、既存の地下施設に、必要な場合は避難することを考えておかなければならないな~、と思いました。地下でなくても頑丈な鉄筋コンクリートの建物でもある程度は防げるだろうけれど。
ペストの時代ことを考えてみると、13~15世紀、特に14世紀が最も激しく、感染する人がいなくなるまで流行は続きヨーロッパの人口が5分の1に減るほどだったと、医学知識のある人から聞きました。しかし、ペストがあったからこそルネサンスが起こったとも言えるわけで、感染症が流行しても生き残った人々で文化を開花させ後世に文明を繋いで行ったのだということがわかる。これを考えれば、まったく未来に希望が持てないわけでもないと思った。ペストの時代を参照した方が良いような気がする。
(しかし病気の真相を発見したのは北里柴三郎なわけで、病気についてはだいぶ後になってからしかわからない。・・・そう考えると、北里柴三郎は偉大だ、と今頃気が付く。だからあんなに大きな北里柴三郎銅像があるのだな、と納得する。今まで考えたことも無かったけれど、人類の歴史は実は感染症との共存の歴史だったと知った・・・)

もしも未来のことが知りたければ、ビル・ゲイツの動向に注目するのが良いのではないかと思う。ビル・ゲイツは今回のことを予言していたとも言われていて、核シェルターも確保している模様。
SF作家の小松左京も「復活の日」という小説の中で現在のような状況を書き記していたと話題になっています。
他には、未来人の中でも最も有名な人物が未来の日本地図を予言していますが、東京は首都でなくなり岡山に遷都しているとのことでした。本当にそうなるかどうかはわかりませんが、今と同じペースで陽性者の発生が東京都で続くなら、東京は首都でなくなり、人々は大都市を捨てる可能性はゼロではないという気はします。今ですら「コロナ疎開」する動きが顕著なのだから起こり得る。

もう1つ参考にしてみたいと思うのはアメリカのSF大河ドラマスタートレック」が物語っている未来です。
新スタートレックTNG)」では、飢餓や貧困は撲滅されているとディアナ・トロイが他種族に対して説明していたと思う。そもそもディアナ・トロイは地球人ではないのだが。ベタゾイドとのハーフだったはず。で、貨幣経済ではなかった。それはオリジナルトレックの時代の映画の中で既に貨幣経済でないことがセリフ中に出てきていた。しかしTNGでも、具体的に経済システムがどういうものなのかは語られてはいなかった。ただ皆は自由に好きなことを選択して暮らしているようだった。まさかのベーシックインカム
スターフリートを去った元艦長のジャン=リュック・ピカードは、故郷フランスのぶどう畑でワイン造りに勤しんでいた。つまり、スタートレック中の未来の人間は、宇宙に探索に出るか農業に従事しているという設定なのだった。
これくらいのことしかわかりません!

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