Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

人間関係は健康に役立つのか否か

日曜夜に、Mr.サンデーの拡大版みたいな、Mr.サンデーよりも前の時間帯で、宮根さんがMCで若手著名人の方々などが討論していた番組がありました。作業をしながら部屋の中を歩き回りながら私は聞いていたので(音量も小さくしていた)、私自身はあまりハッキリしたことが言えないんですが、古市憲寿さんがズレた発言をしていた件がネット上で話題になっていました。10万円のこととかかな?ただ、(テレワークの話の続きだったのではないかと思うのだけど、嫌いな人に会わずに済むという話の流れだったと思うんだけど)古市さんが確か「皆さんそんなに、人、好きですか?」と言っていたと思うんだけど、それを言った後、宮根さんが「変わり者ばっかりだな。」みたいに言って怒っていたと思うんだけれども、その部分だけ妙に心に残るものはあった。

世の中のいろんなトラブルは、人と人の間で起こる。あの人が嫌いだ、この人が嫌いだ。世の中のいじめ問題や、大人であっても各種ハラスメント問題は尽きることなく、すべてが人対人の間で起こる。

人と接触しないように推奨される事態というのは、私たちが生まれてから多分初めてのことだと思う。人生において、人と交流することで良いことの方が多くあった、そういう人たちにとっては今の状況は苦境となるかもしれないけれども、人と交流すればするほどトラブルに発展する、巻き込まれる、人と会うと悪いことしか起こらない、ストレスを抱える、そういう人たちにとっては現在の状況は結構待ち望んでいたような状況と言えるのかもしれないと思う。

例えば、10年~20年程前に、マクロビオティック(玄米菜食)の食事法の本で久司道夫さんが書いていたことだけれども、「自分にとってストレスになる人との関わりを断つ。」とあったのが、当時としては大変な驚きでした。世の中、人と関わり合うことが推奨されている中で、人間関係はストレスを生み健康を損なうので、人との関係を避けるよう説くというのは、大きな驚きでした。
他にも、最近私が読んだ本の中では、田坂広志さんの「運気を磨く」という本の中で、田坂さん自身の苦しみが全て対人関係によって起こったものだったことが語られていました。当然と言えば当然なのだけれども、人間関係というのは最も個人を傷つけるものであり、最悪の場合、健康すら損なうものだということが暗に書かれています。
しかし以前記事にしたこともある、「テロメア・エフェクト」という本の中では、人間関係の重要さが説かれていて、多くの友達を持つことが健康に寄与するとありますし、シャハー先生の本にも友達を持つことの大切さが説かれています。↓

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ということで、これもまた諸説ありで、どちらが本当なのか判然としませんが、自分にとって有害な人間関係はとにかく全部切り捨ててしまうのが健康には良いだろうし、自分がハッピーになるような人との関係は維持した方が良いのだろうと思います。しかし、自分にとってはハッピーでも相手にとってはアンハッピーという場合もあるだろうし、そこが人間関係の難しさなんですけれどもね。
とにかく、新型コロナウイルスの影響で人と接しないことが推奨されているので、対人関係のわだかまりをゆっくり振り返り静観する猶予を頂けた、ということになるでしょうか。

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