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エルサがカッコイイ!『アナと雪の女王2』の感想

アナと雪の女王2』、もうストーリー知っている状態で私は見に行ったので、あまり驚きがありませんでした。ネタバレされてしまった時点で、私は「そのストーリーいいね!」などとしゃべっていましたが、実際に映画を見てみて、「前作で終わりにしといて良かったのでは。わざとくっつけた余計なストーリーに思える。」という感想を持ちました。あの閉じ込められていた民族の衣装が縄文時代みたいで気に入らなかった。エルサのイメージと合わない。ファッション面では他にも、アナもエルサも、女性らしいドレスの下にしっかりレギンスを身につけていて、いつでもアクションシーンに対応できる装備になっていたのが今回びっくりしました。エルサはグレイッシュな水色、アナはキャメル色のレギンスを装備していた。アナが洞窟で塞ぎ込んでいる時にレギンスが露出して茶色のブーツにおさまっていた描写が活劇を予感させ、エルサの方はブーツを脱いで裸足になった瞬間、ドレスが舞い上がりレギンスがむき出しになり完全にアクションモードに。エルサの武力行使のシーンが今回本当にカッコ良かった~。めちゃくちゃカッコイイ!エルサ、カッコイイ。前作の、コントロールできずに氷で攻撃しちゃったりお城を作る魔法も良かったけれど、今回は魔法の力が明らかに武力行使になっててカッコ良かったです。お城を建てる系の創造的なエルサの魔法が今回もあっても良かったのではないかな~というのは思いました。
前作よりも断然良かったのは音楽ですかね。テーマ曲の『Into The Unknown』、前作の『Let It Go』よりもすごく良かったと思うし、やっぱり松たか子さんの歌って素晴らしいですね。松たか子さんの歌唱力に改めて感心するし感動しました。このシリーズに関しては絶対的に吹き替え版が良くて、エルサ=松たか子、アナ=神田沙也加でもう最強。やっぱり二世タレントって凄いと思ってしまう。
あとは、新しい声優さんに変わったオラフ!良かったと思う。前より良くなったと思うけど。
エルサとアナの父親がイケメンだと私は思って見てます。前回はちょっとしか出なかったけど今回は前より長く出て嬉しかった。
変だと思ったのは、エルサとくっついていたあのトカゲかカエルみたいな生物。あの生物の描写だけ、明らかに周囲の精密なディテールから浮いていて変だと思った。もっと精密にあの生物を描くべきでないのかなあ。あんなつるんつるんで形態も漫画みたいで明らかにおかしい。浮いてた。ああいうディテールにするからには何か理由があるのだろうか。次作があるとしたら何かその秘密がわかるとか?
アースジャイアントが出てくる辺りで、アナの顔の描写が変だと思った。アナってこんな顔だった?と思ってしまった。1作目と顔が違って見えた。アナはもっとかわいいはず。アナの顔の違和感を感じたのはダムのシーンの前後だけで他は大丈夫だったと思う。アースジャイアントやダムのシーンで、アナの顔の描写がおかしくてアナじゃない変な顔で描かれてたように私は感じました。
ストーリー的には不可思議だけど、悪くはない。でももっともっとストーリーの神秘性を強くしても良かった気がするけど。うん、でも面白い。2、3回リピートで見てもいい感じ。
エルサって、元々は悪役設定で考案されたキャラクターだったという話を、以前確かディズニーファンっていう雑誌だったと思うけど読んだことがあるんですよね。姫と悪役の中間的位置にある闇を抱えた微妙なキャラクター。本当に魅力的。第2作で終わりという話だけど、3も出てきそうな気がしますけどね。
エルサの雄々しさ(!?)に魅了された第2作目でした。