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『ナショナルジオグラフィック日本版』2018年6月号特別付録に札幌ドーム登場

ナショナルジオグラフィック日本版』2018年6月号の特別付録が、「スタジアム過去・現在・未来 スタジアム進化の軌跡」というもので、そこに札幌ドームが絵で紹介されていました。⑧番での紹介でした。
収容人数も書いてあり、41484~53738人とあります。かなりたくさん人が入るんですね。さすが札幌、土地が広く取れるから。可動式の芝フィールドのことも書いてあります。

①の紀元前5世紀頃のオリンピアの競技場という絵もありますが、これも45000~50000人収容とあります。でもものすごく単純な木と土だけの競技場で、一見可哀想に見えましたが、よくよく見てみると何だかこういうの、のどかでいいなあと思いました。「牧歌的で崇高な場所」と書いてありますが、こういう何も飾らない土に競技スペースが確保されて後は地面の傾斜を利用しただけの競技場、こんなのいいんじゃない、と思った。

ひょっとして札幌ドームの芝のサッカーフィールドが陽に当たる場所に出してある時の周囲って、紀元前のオリンピアの競技場みたいな単純な地面の傾斜だったでしょうか。特に観客席とかは無くただの芝の地面の傾斜でしたでしょうか。この絵を見るとそうなっているし、今、建築家の原広司さんの『WALLPAPERS』の写真を見て確認したら確かにそうなっていた(自分、札幌ドームは見に行ったことがあるのに思い出すのは展望台や野球場部分の方の記憶ばかり)。サッカーフィールド自体が移動して、ドーム内で野球場と同じ座席で観戦できるようになっているので、ドームの外側にある芝の傾斜の地面は実際には使われるものではないのかな。でもナショナルジオグラフィックの付録には、その部分に屋外観客席と書いてある。

裏面には設計事務所ポピュラス」による「未来のスタジアム」のグラフィックがあります。もう何でもありの何から何まで至れり尽くせりな巨大な怪物的スタジアム像。過剰なので少々うんざり。

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