Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

自分がカメラアイだったなんて自覚が無かった!~『医師のつくった「頭のよさ」テスト』光文社新書より~

今週のお題「読書の秋」

自分コンパスというサイトで知ったのですが、人の認知特性には6種類あるとのことで、カメラタイプ、3Dタイプ、ファンタジータイプ、辞書タイプ、ラジオタイプ、サウンドタイプに分類されるのだそうです。

で、これには元本があって、小児発達医の本田真美さんの著書『医師のつくった「頭のよさ」テスト』光文社新書に、この6種類の認知特性、<視覚優位者>カメラアイタイプ、<視覚優位者>三次元映像タイプ、<言語優位者>言語映像タイプ、<言語優位者>言語抽象タイプ、<聴覚優位者>聴覚言語タイプ、<聴覚優位者>聴覚&音タイプ、の分類のためのテストが載ってます。

私は自分のタイプが知りたいと思ってこのテストをやってみたわけでなく(この年になってこれがわかってもどうにもならない)、どうも「自分の子供が自分とは頭の構造が違うようだ」と感じることが子供が大きくなるにつれて思うことが多くなり、私は学生の頃、英語以外も化学などでも単語カードを作ってめくると良く覚えられたのに、自分の子はそうでないので、単語カードをどんなに買って来ても無駄な試みに終わるので、絶対におかしい!と思ったのが、この認知特性のテストを本田真美さんの本を買ってタイプを調べてみようと思ったきっかけでした。

『医師のつくった「頭のよさ」テスト』
本田真美 著
光文社新書

本の帯に、Twitterブログで大評判5万部!とプリントされてます。売れてるみたいですね。

人によって、認知特性が違うので、子供の勉強方法も、その子に合った方法でやるべきなのだと思いました。(でないとまったく効率的でありません)
うちの子の場合は、事前にタイプは見当がついていましたが、テスト結果もその通りになりました。子供の方が日頃の様子から見分けがつきやすいように思いました。
逆に大人の場合は、様々な経験や、慣れなど諸要素が加わってきてしまっているため、普段の様子からは見分けがつきません。自分コンパスさんの最初の方にも、大人は本来の資質と関係なく慣れが出来上がってしまっているので、子供の頃のことを思い出して下さい、との注意書きがありました。

私自身は、自分では3Dタイプかラジオタイプなのではないかと思っていましたが、実際に本田真美さんのテストをやってみたら違いました。
その他、私以外にも大人の人がテストをしてみましたが、自分の予想や周囲の予想とは全く違った結果が出るので、ちょっとこれ、わりとびっくりします。でも、びっくりしても、思い返すと、そう言えばそうだ、と思い当たる事が次々出て来るので、確かに当たっていると思います。

私は、自分では、グーグルストリートビュー愛好家(?)なので三次元映像タイプか、とまず思い、でもフランス語とかもするから聴覚言語タイプかなと思っていました。
ところがカメラアイタイプでした。突出したカメラアイです。
で、逆に、グレーゾーン以下だったのが、聴覚言語でした。
他の項目は、全部標準のグレーゾーンに入っていてバランス良い感じでした。

本当に衝撃的です。聴覚言語が弱い認知特性だったなんて。もうブログのタイトルフランス語付けてるのもうやめにしようかと思ったくらい。せっかく一生懸命勉強したことなのに生まれつきの資質が無かったなんてショックです。

自分がカメラアイだったなんて、もっと早く知りたかったです。確かに、単語カードにすると何でも覚えられたのは、視覚が強かったからだったんだ、と今頃わかっても後の祭りという感じがしますが・・・。
それに、確かに昔、美術を、美術研究所に通ってやっていたので、モチーフをよく見てこちらの画面に見たままを描き写すということはいとも簡単にやっていたので、別にそれが自分の長けた能力だとは自覚が無かったというか、逆に何で面白くもないこんなことをやらなきゃいけないんだろうと思っていたんですが、そういうへそ曲がりなのはどうすればいいんでしょうか。
確かに人からは才能があるとか言われて画家になれとかなんとか言われて、嫌だなあとか思って、逃げたんですけど・・・。

ま~結局美術をやりなさいってことですかね~。

でも、良く聞くのは、カメラアイの人は悪い思い出も忘れられないってことは、よくネット上に話題が挙がってますよね。私は自分がよもやそれだとは思わずにいたんですけど、自分がカメラアイだとわかったとたん、釈然とすることがありました。

以下の記事とちょっと関係があるんですけど、食器洗い機を使わないで、普通に手洗いで食器を洗おうものなら、私はフラッシュバックが起こり放題で、精神的苦痛で死んでしまいます。
食洗機推進派っていう記事の中には書かなかったですけど、多分、私が食洗機推進派なのはそういう理由もあるんじゃないかと思います。

〈食洗機推進派〉食器洗い機が無ければ生きていけない - Qu'en pensez-vous?

食器洗いを手洗いでしようものなら、洗ってる最中って本当に無心になるので、過去のいろんな嫌な出来事とかが目の前にフラッシュバックで映像で次々と浮かんでくるんです。
カメラアイの人は、頭の中に写真を何千枚何万枚と保存できるそうですが、私自身の自覚では目の前に映像が流れてくる感じなのでそれで自分が3Dタイプなんじゃないかと思ったんですけど・・・。
心が無になるような単純作業中にフラッシュバックが起こりやすく、次々といろんな嫌な思い出の映像が目の前に浮かんで来るので本当に困ります。食器洗い機のおかげでフラッシュバックに遭う時間を減らすことができますが、鍋やフライパンなどは手洗いするのでその時間だけは我慢しないといけません。なので、音楽を流したりして聴覚に意識を向けるようにするとフラッシュバックを防ぐことができるんですよね。

つまり、強すぎる認知特性を打ち消すのに、他の分野の認知特性を使うこともできると思います。
何となく、自分にとっては、カメラアイの能力が自分の人生において自分を苦しめる方向にしか作用してこなかったように思える。

とまあそんなわけで、薄々気が付いてはいたものの、今まで自分の認知特性を全く生かすことのない仕事にばかり就いてきたことに反省しつつ、本当は自分がどうするのがベストなのか考え始めた次第です。

というか、このブログのリピーターの読者の方々もびっくりしたんじゃないですか?私がカメラアイだったなんて。音楽カテゴリの話が多いから、聴覚タイプと思われていたんじゃないかと思う。でもやっぱり、MTVを「見る」ってところが視覚優位者が露呈していたところでしょうか。

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