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空間について考えます

ローリン・ヒル全盛の時代から洋楽は少しも変わっていない

33歳を過ぎると新しい音楽を聴かなくなる、と言われているそうですが、常々当ブログ音楽カテゴリにいろいろ記事を書いていて、多分、「ここの管理人は年齢不相応の音楽を聴いている」ときっと読者の方々から思われているんだろうなあと、自分で薄々思っていたところです。

そこで、なぜ私がいろいろ耳慣れしているのか原因を考えてみていました。そうすると一つ思い当たったのは次の曲です。

ローリン・ヒルの「Ex-Factor」という曲なんですが、たぶん、これじゃないかと思うんです。ちょうどブリトニー・スピアーズが全盛だった頃とローリン・ヒルの黄金期は重なっているはずなんですが、当時住んでいた住居がケーブルテレビをつけると、ずらりと音楽チャンネル数局が充実していて、ある時期などは、ローリン・ヒル「Ex-Factor」ばかり繰り返し流れているような状況が確かにありました。
当時も良い曲だなあと思っていたものの、結局、アルバムは買わず終いでした。ローリン・ヒル「ミスエデュケーション」というアルバム、アートワークも有名ですけど、めちゃくちゃ売れに売れまくったアルバムのはずなんですけど、とにかく私はあまりに毎日ケーブルテレビでミュージックビデオでさんざん見て聴いているので買いもしませんでした。今もたまにCDショップに行くと、R&Bの棚に「ミスエデュケーション」が名盤として紹介されていますが、もう聴き飽きたくらいの勢いで、結局買うに至りません。

今回思い返してローリン・ヒルの何曲かをYouTubeで視聴して、やっぱりいい曲だなあと思って結局何回も「Ex-Factor」を繰り返し聴いていたところ、どんどん気持ちが沈んで行き、鬱々として、最悪の精神状態に落ち込みました。この曲、なんか精神衛生上悪いです。めちゃくちゃ暗い気持ちになる。

でも、思ったんですが、この時代から、少しも音楽が進歩していません。現在の洋楽の原型がすべてローリン・ヒルのアルバム「ミスエデュケーション」の中にあります。

結論としては、ローリン・ヒルによって若い頃の私の耳がソウル~R&B~ヒップホップ~ラップに適応するようにもう耳が基礎を得ているので、それ以降の音楽も自然に入ってくる、そういうことではないかと思いました。
90年代の最後に大ヒットしたローリン・ヒルの頃から、特に黒人音楽の世界は何一つ大変革は起こっていません。全部ローリン・ヒルの変化形・進化形でしかありません。なので、平然とどんどんと現代の音楽が聴けます。
皆様、謎は解けましたでしょうか?

なお、ローリン・ヒルが今何をしているのかと思ってウィキペディアを見ましたところ、脱税で服役との文字がありました。まったく困りましたね。
でもこれで理由がわかりました。ローリン・ヒルのコーラスをやってた人が、ジョン・レジェンドのコーラスに引き抜かれたそうなんですが、ボスが逮捕されてしまったので、再就職先がジョン・レジェンドの所だったんだ、ということがわかりました・・・。

いろいろありますね。でも音楽って、「音で、楽しい」と書くのに、「Ex-Factor」聴いて鬱々としてくるのでは、これは音楽と呼べるのか!と、若干怒り始めてしまいました。

というわけで、鬱々した気分を吹き飛ばそうと思って聴いた別のアーティストのチョイ懐メロ曲(有名)があるんですが、それはまた後日紹介すると思います。

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