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ジョン・レジェンドの音楽との出会いは2006年のことだった

私が初めてジョン・レジェンドのアルバムを購入したのは2006年のことで、それはセカンドアルバム「once again」でした。
当時は、MTVが見られない環境の住居に引っ越してしまっていたこともあって、洋楽にそれほど注目していたわけではありませんでした。
本当に偶然の出来事だったのですが、いつもは絶対行かない洋服屋さんのGAPに、その時はどういうわけか行き買い物をしました。たまたまその時購入特典の催しを行っていて、GAPからCDがもらえたんです。そのCDの第1曲目に、とある歌手が誰かの曲をカバーしているものが入っていて、それを一度聴くなり、虜になりました。CD一枚丸々聴いても、やはりその第1曲目の男性歌手の人物が、第2曲目以降の歌手の人達とは格段の差があり、傑出しているように聴こえました。生まれ持った才能が他の人達とは明らかに違う歌手がただ1人いる、第1曲目に。一度聴いたら絶対に忘れない声だし、この人は一体誰だろう。名前を見ると、ジョン・レジェンドと書いてある。ジョン・レジェンド?レジェンド!確かにレジェンドになりそうな声、素晴らしい声の持ち主。この人の曲をもっと聴きたい。もっともっと聴きたい。

後日CDショップに行き、ジョン・レジェンドの作品を探そうとしました。しかし、探すまでもありませんでした。お店を入って、かなり目立つ場所に、ジョン・レジェンド「once again」の、街路に置かれたグランドピアノに向かって佇むお洒落極まりないアルバムアートワークが見えました。そして、お店の人の手描きPOPの説明が書いてありましたが、もうグラミー賞アーティストであるとのこと。一つ前の、ファーストアルバム、2005年の「GET LIFTED」で既にグラミー賞を取っているということがわかりました。若くして、20代にして成功した途方もなく才能あるシンガーソングライター!
「once again」を聴きすっかりファンになり、後日再び「GET LIFTED」を買いに出向きました。
このようにして、ジョン・レジェンドのファンとなったので、私は比較的古くからのファンではないかと思います。
2006年にはジョン・レジェンドは来日して「ミュージックステーション」に出演していました。「Ordinary People」を披露していました。青っぽい照明でとても綺麗でした。
2006年から今2018年に至るまで、街中を彷徨っている合間にも、スタバ、コンビニ、フィットネスジム、美容室、洋服屋さんなどのBGMから、微妙なタイミングで必ずジョン・レジェンドの曲が聴こえてきています。スタバでは本当に良く流れてます。滞在時間中に必ず1回はジョン・レジェンドの曲が出て来る勢いです。
いつまでジョン・レジェンドの絶好調が続くのか、どのように進化し続けるのかわかりませんが、今世紀の音楽史に名を連ねるアーティストであることは間違いありません。

過去記事でも書きましたが、現時点での私のジョン・レジェンドのアルバムランキングを以下に書いておきますね。というか、前回記事にした時と現在では、多少順位が入れ替わりましたので、以下が最新版というか訂正版の順位になります。
これから聴いてみようと思ってる方の参考になるかもしれませんので。ジョン・レジェンドのキャリアも長くなってきているので、どれから聴けばいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。あくまで私の主観的好みですがこんな感じになります。

1位 once again (2006)
2位 Get Lifted (2004)
3位 LOVE IN THE FUTURE (2013)
4位 Darkness and Light (2016)
5位 Wake Up! (2010)
6位 EVOLVER (2008)

ジョン・レジェンドのチームは1回ごとにスタッフ総入れ替えくらいの勢いらしいので、個人的に最新アルバム「Darkness and Light」のプロデューサーは、私の好みでない可能性大です。ちょっと音の感じが今までと違う。アラバマシェイクスのプロデューサーらしいですけど、確かにアラバマシェイクスはMTVで見た時、本物っぽくていい感じがしました。単体では良いと思います。しかしそれがジョン・レジェンドに侵食してくるとなると話は別な気がする。
私はやはり、ラッパーのカニエ・ウェストのプロデュースがベストじゃないかと思うので、またカニエ・ウェストとヒップホップ~ソウルテイストで作ってくれたらいいのにと思ったりします。でも多分、カニエ・ウェスト精神疾患が治って正気が戻るには数年かかるかもしれないし、一生治らないかもしれません。困った人ですね。(カーダシアン家つながりで、過去何年かはカニエ・ウェストはタイガのプロデュースもやってた模様。しかしタイガはもうカーダシアン家と縁が切れたわけで、カニエ・ウェストのプロデュースは離れた?わかりません。タイガ関連記事はこちら→

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それでも「Darkness and Light」もある程度は名曲揃いで悪くはないと思います。初めて買うとか、初めて聴いてみるって人は、最新アルバム「Darkness and Light」で十分かもしれませんね。ヒット曲では、「LOVE ME NOW」と「Penthouse Floor」が入ってます。他にも、誕生したての娘ルナちゃんへ捧げた曲も綺麗です。
ジョン・レジェンドの代表曲「ALL OF ME」が収録されているアルバムは、「LOVE IN THE FUTURE」です。このアルバムはディープだと思います。私がジョン・レジェンドの全曲中で最も好きな曲「WHO DO WE THINK WE ARE」もこの「LOVE IN THE FUTURE」中に入ってます。他には「Asylum」も好きですね。
軽めのアルバムは「once again」だと思います。でもこれで軽いなら、他はどんだけ重いのって感じかもしれませんが。名曲揃いで文句無しです。
現在のジョン・レジェンドの代表曲が「ALL OF ME」だとしたら、初期の代表曲「Ordinary People」が収録されているのが、「Get Lifted」となります。名曲として名高いのは「So High」でしょうか。このアルバム、カニエ・ウェストローリン・ヒルが参加してます。
「Wake Up!」はカバーアルバムになります。ぜ~んぶ大昔の曲のカバーです。ジョン・レジェンドの一押し曲はすべてのアルバム共通で大抵5曲目6曲目にあって、ラップ付きであることが全アルバム共通していると思いますが、この「Wake Up!」も同様だと思います。
「EVOLVER」は本当に困ったのもですね。プロデューサー陣に丸投げな感じの手抜きな印象。でも、ヒット曲「Green Light」が収録されてます。さらに当時、(まだ大統領になる前の)バラク・オバマ氏のキャンペーンに伴い、オバマ氏のオフィシャルサポートソングも歌ってます。2008年当時、旧ブログでこのことを散々宣伝して記事にしましたが、新ブログでもとうとうまた同じことを書いてしまった・・・。

現時点での好きな曲ランキングは以下の通り。これも時間に伴い変動すると思われますので、あくまで現時点での私の好きな曲。

1位 WHO DO WE THINK WE ARE
2位 Live It Up
3位 another again
4位 p.d.a.
5位 You&I

思うにジョン・レジェンドって、作詞も上手いと思う。言葉の表現の仕方に知性を感じる。発想が良いというか。やはり最も歌詞が素晴らしいのは「ALL OF ME」だと思うけど、「You&I」も仰天の凄さだと思う。

それぞれの曲、わざわざ購入せずとも、You Tubeに曲名かJohn Legendと入力しさえすれば、たちまち公式ミュージックビデオも出て来るし、一般の人たちが作った歌詞字幕付き動画も出てきますので、いくらでも無料で聴けますので気になる方はYou Tubeをご覧下さい。

度々ジョン・レジェンドは「美しい」と思えるものを作っていきたい、ってことをいろんな場面で言っていると思います。そう、何か、聴いてて美しいものを感じます。「美」って、日常生活で感じることってとても難しいことではないかと思います。世界中に美とは一体どこに存在するのか。美術館に行けば美があるのだろうか。見た所で、自分がそれを感じなければ美と対面することはできない。ところが、ジョン・レジェンドの音楽というのは、ただ再生して聴くだけで、「美」をいとも簡単に我々に与えてくれる、そんな力があるのではないかと私は思います。確かにただの男女の恋愛のもつれ的な楽曲はたくさんあります。でもそればかりではなくて、何か、真実や、美や、生きていく中での美しい何か、美しい気持ちだったり、希望だったり、勇気や励ましだったり社会正義だったり、何か、とても明るく美しいものをジョン・レジェンドの音楽は表現していて、それを追体験するのはとても簡単で、ただ再生して聴くだけでそのような美しい世界に連れて行ってくれる、イメージさせてくれる、そんな力があると思います。

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