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果たして人間は生卵1日2個を継続的に食べ続けることができるのだろうか?

世界最高齢117歳のイタリア人女性が死去というニュースが4月にありました。

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↑そのエマ・モラノさんの驚きの食生活についてブログで書こうと思っていたのに、すっかり時期を逸してしまったと思ったら、週刊文春5月18日号で同テーマが取り上げられていました。週刊文春でその長寿食に関する記事を読んでからも、なかなかブログを更新する時間が作れずさらに更新が遅れてしまいましたが、ようやく書いてみたいと思います。
こちらのモラノさん、生卵2個と調理した卵1個を必ず毎日食べて過ごして来られたそうで、他には生肉とパスタを食べていたとのこと。年を取ってからは卵2個とクッキーになったそう。特にクッキーが大好きで、人に取られないように枕の下に隠していた(!)などという話まで多くのサイトに書いてありました。
果たして長生きすること自体が良いことなのかという議論も一方ではあると思いますが、「長生きしましょう」というよりは、「健康寿命を延ばしましょう」という方が説得力のある議論ではないかと思います。パタッと病に伏して亡くなるより前の、それ以前の健康である期間が長ければ長いほど自分にとっても良いことだし他人にも少なくとも介護面では迷惑を掛けないし、すごく良さそうだというのは自明ではないかと思います。
私が子供の頃よく親などから言われたのは、卵にはコレステロールがあるから1日1個まで、という決まり事だったと思います。
私たち現代人の食生活とは、どちらかというと栄養過多なのではないでしょうか。日本の食事だと、一汁一菜、一汁二菜、一汁三菜に、さらに、長寿者の真似をして卵3個ということをしたら多分、栄養過多になってしまうのではないかと想像します。
生卵2個、調理した卵1個、生肉、パスタ、クッキー、バナナ・・・という食事内容は、それはかなり小食なのではないかと思います。
それに何で野菜食べないの!?と驚きます。野菜美味しいのに食べないなんて。
長寿者に全般的に言えるのは小食で、決まったものしか食べない、定時に食べる、低糖質、それをずっと何十年も続ける、という特徴があるようです。
以前、ディスカバリーチャンネルで、栄養素はきちんと確保した上で全体の食事量を減らすことでテロメアが伸びるという内容の番組を見たことがあります。食べ過ぎは禁物で、どちらかというと人間は飢餓状態にあった方が生命力が呼び覚まされるという結論だったと記憶しています。
それにしても、生卵2つ、というのはどのようにして食べるのでしょうか。塩を振っても良いのでしょうか。それとも丸飲みでしょうか。
生食に慣れている日本人でさえ生卵を1日2つ、それを毎日、というのはかなり辛いのではないかと思います。例えば生卵2個分の卵かけご飯を毎日というのは、すぐさま飽きが来そうです。しかも、ご飯が糖質です。他、考えられる方法としては、生卵2個をミルクセーキなどにしたら、砂糖などが入ってこれまた糖質過多で逆効果と思われる。ただの生卵2個を丸飲みなんて、味気無い食事だ・・・。私にはできなさそう。