根っからのトレッキーですので「スター・トレック BEYOND」見てきました。
旧スタートレック(オリジナル・トレックTOS)のスポック役レナード・ニモイさんが2月に亡くなったことは知ってましたが、もう一人死亡者がいたとは知らなくて、映画を見終わってから、連れが「うん、チェコフ役の人死んだの知ってた。」とかいきなり言うので、「そんなの見る前に教えてよ!」となりました。知りませんでした!
映画の本編ラストで「レナードとアントンに捧げる」と出ました。
アントン・イェルチン、27歳で死亡なんて信じられない。
今回映画中で、チェコフ役の俳優さん、わざとロシア語訛りの英語をしゃべってやけにキラキラと輝いて見えましたけれど、6月に死んでたなんて・・・。絶句です。
映画自体は、う~ん?面白くなくはないけれど、う~ん、微妙ですね。
今回脚本が、機関主任を演じている俳優さんのサイモン・ペッグが脚本を書いたそうなので、多少素人感が出てる感じがあったというか。
サイモン・ペッグは演技が面白いし、スタートレックの中でいい味出していたのに、わざわざキャリアアップしようと思わなくても脚本はプロに任せればよいのに、と思いました。
スタートレックシリーズの良さって、科学探査とか、未知の事象との遭遇とか、そういうのが面白いのに、あんなに派手に戦闘する必要があるのかなという気はしました。ただそういう科学的な面白さのあるSFを作ろうと思うと、脚本書くのが大変なんだと思う。楽をして作るなら派手なアクションでごまかすしかなくなるという流れ。
エンタープライズの円盤部を破壊するシーンがあるというのは悪い兆候で、他にやることが無くなってくるとエンタープライズ破壊がはじまるという悪循環。旧映画シリーズの過ちにはまらないでほしいですね。
遮蔽して隠れているとか、そういうのは面白かったですし、敵の編隊がサイバーで指令送ってるみたいなのは見たことのない敵のタイプで新しかったですね。なぜ艦隊の艦長があんな生命体に化けられたのかがわからなかった。
バルカン人が笑うことは無いんだけれど、スポック(ザッカリー・クイント演じる新しいスポック)が、大怪我のせいで笑い出すシーンは必見ですかね。ウフーラに放射性物質のペンダントを渡すなんて恐過ぎ。しかも居場所を追跡できるし。
でも、死者が多すぎる映画はちょっと悲し過ぎます。それほど歴史が長い作品ということになりますけれどもね。
長寿と繁栄を。
映画「ハドソン川の奇跡/Sully」リピート見してます - Qu'en pensez-vous?