旧ブログを運営していた頃、まさにアメリカの大統領選挙に差し掛かっていて、オバマが初めて大統領になるというその時に私はブログを書いており、ちょうど私が好きなミュージシャンが、オバマのオフィシャルサポートソングを歌っていたことから、まるで私がアメリカの民主党支持者のように読者様方から見られたのを覚えています。
今回も再び、アメリカの大統領選挙と、私のブログの運営時期が重なりました。よほどサイクルが一致しているのでしょうか。
またもやブログに書いている単なる趣味嗜好の音楽・映画と、支持政党の同一視が読者様方の間で始まろうとしています。
10/22付けの記事で映画「ハドソン川の奇跡」を絶賛しました。監督はクリント・イーストウッドです。クリント・イーストウッドは保守派として知られ、有名な共和党支持者です。
このことは、私は以前から知っています。しかし、そのことと、映画作品・芸術性とは私は完全に切り離して考えています。
クリント・イーストウッドが保守派だからと言って、その映画が悪いものであるということは決してありません。
私はまったく政治的なものは切り離して考えています。
そのようなことを言ったら、オバマ大統領のオフィシャルサポートソングを歌ったミュージシャンを私は今もずっと好きですが、そうなると私は本当はアメリカ民主党支持者なのに、今はイーストウッドの映画を称賛して共和党も支持しているということになってしまいます。
おかしくないですか?
私の書くこと、ブログには、何の政治的意図もありません。
私は完全に、芸術と、政治とを切り離して考えています。
実際に、映画「ハドソン川の奇跡」の主演トム・ハンクスは民主党支持を前々から表明しています。イーストウッド監督は共和党支持者です。そんなことはお互いに最初から知ってのことです。お互い正反対の政治的信条を持っていようと、映画人としてリスペクトし合い共存しています。彼らがケンカになったという話など聞きません。
そんなわけで、こうだからこう、こうだからこうなるはずだ、と簡単に割り切れるように物事は必ずしも出来ていないということです。
ですので、当ブログをお読みの皆様方、何か偏見に基づいて誤解されないようお願い致します。芸術と、政治とは切り離してお考え下さい。
念のため、ちょうど現在、私の親族で北米在住の人がいますので、現在アメリカ大統領選がどうなっているか、またどう思うか、聞いてみました。
アメリカの選挙の構造上4つか5つの州しか覆る可能性が無いのだそうです。フロリダ、ペンシルバニア、オハイオ、ノースカロライナだそううですが、トランプが最も必要としている大都市郊外(これらの州では例えばタンパ、フィラデルフィア、クリーブランド、ローリー)での女性有権者の票を集められる見込みがいまの時点で無いため11月8日の本選挙ではトランプはかなり不利だ、という話でした。
メール問題でヒラリーにFBIの捜査が入るというニュースは、返って民主党支持者を選挙に駆り出す要因となると思われますので、やはり常識的に考えたらヒラリー・クリントンで決まりじゃないのでしょうか。恐らく。違ったら大変。