新潟県長岡市の長岡駅と直結している長岡市役所の各棟を緩やかにつないだ建築空間となっています。
とりあえず3枚出しておきますが、大量に写真があるため、気が付いたら今後も少しずつ出すという形でやっていきたいと思います。必ずしもすべての写真を出す必要はなく、この3枚で十分と言えば十分なのですが、今回写真を整理していたら、どの写真を見ても絵になる感じで、こんなに表情のある建築も珍しいと思ったこともありまして、気が付いたらまた掲載するようにします。
ピクチャファイルの中にあるこの3枚の写真を探す時、非常に苦労しました。
私たちは通常、建築写真というと、目が面を探しているのではないかと思います。たくさんの写真の中からアオーレ長岡ナカドマの写真を探す時、建築の壁面や、量塊を目印に探すとぜんぜん見つかりません。それくらいアオーレ長岡の建築はバラバラで面がありません。面が成立していない。
建築表面に板が異なる方向で取り付けてあるためパラパラとしてまったくバラバラな印象で、旧来の建築物に特有の面が消え去り、トランプのカードが宙に舞っているかのような空間が出来上がっています。
確かにこれは建築なのだけれど、これは本当に建築と呼んでしまって良いものなのだろうかと思ってしまいました。建築というより環境が作られたかのような印象です。
土間部分の地面に工夫があるとのことです。私の印象では、東京ディズニーランドのあの柔らかくなめらかな歩行面にやすりをかけたっぽい地面に見えました。
『小さな建築』 隈研吾 著 - Qu'en pensez-vous?
隈研吾 「オノマトペ 建築」 - Qu'en pensez-vous?
「境界 世界を変える日本の空間操作術」監修 隈研吾 - Qu'en pensez-vous?
「僕の場所」 隈研吾 著 - Qu'en pensez-vous?