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「今日も明日もごきげんカレー」山脇りこ

「今日も明日もごきげんカレー」山脇りこ 小学館

市販のカレールーを使わないカレーのレシピが載っている本。

表紙をパッと見てすごくいいと思って、中を見たら「甘酒カレー」というのが載っていて、「これどこかで見たことある、確か朝日新聞に載ってた。受験生へのレシピに出ていたあれかな?」と思ったら、「甘酒カレー」のところに書いてある文に「受験生への夜食のために新聞で紹介したところテレビや雑誌で話題になった」と書いてありました。そう、すごいインパクトありました。作る側の立場としては、頭脳の働きの邪魔をしない体に優しいカレーを作りたいと思っているし、重要な試験は冬にあることが多いので甘酒で体を温めさせられるならありがたいですしね。

それ以外にも、ローフード系のカレーレシピも少し載っているのでとてもいいです。(ローフードっていうのは、食べものの酵素を壊さないように非加熱で生のままか、低温で調理して食べるという食事法のことです)

食材の組み合わせも意外で、ひよこ豆と里芋のカレーとか、この組み合わせは自分では思いつかない、と思うものが満載。
冷蔵庫の中に余りがちなプルーンとか、カシューナッツとかも多用されてます。このあたりがすごくプロっぽい。
プルーンを刻んでカレーに入れたりとか、ぜんぜん思いつきません。
第一章うちのヒットカレー、と、第二章すぐカレーに載っているレシピは次々と作ってみたい感じのレシピばかり。

市販のカレールーやカレーフレークを使うと、一度カレーを作ったら次作るのは1か月後というくらいにぜんぜんカレーを作らなくなってしまいます。カレー粉で作るカレーなら味がくどくならないから毎日でも食べられそうです。S&Bから出ている赤缶あるじゃないですか、カレーパウダーの入った赤缶。あれが大好きなんですよね。それで毎日作りたい感じ。

というわけでオススメの料理本です。 

「パリのムスコめし」辻仁成 - Qu'en pensez-vous?