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空間について考えます

もったいない精神で、お正月の残り物をリサイクル

お正月のお料理を作った後には、たくさんの残り物や切れ端、使用済みの食べ物が出ます。
これを捨てずに七変化させるというのが今回のテーマ。
実際には4品出来上がったので、四変化です。

まずは昆布と鰹節。
お正月料理では、昆布と鰹節で出汁を取って、お雑煮、伊達巻、数の子のだし漬け、海老の含め煮、を作りました。
その残骸がこれ。ですが、捨てずにリサイクルします。

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昆布は細切りにして、たこの醤油煮の余った煮汁を使って圧力鍋で煮ます。その後、ふたを開けて煮汁を煮詰めます。

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ごまを散らして、つやつやな昆布の佃煮の出来上がり。すごくおいしくて、すぐに無くなってしまいました。

鰹節は、醤油で味付けしてからオーブンで焼いて乾燥させます。

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その後、オーブンシートごとぐしゃぐしゃに揉んで、自然にオーブンシートが破れた隙間から細かく粉砕された鰹節を保存容器に入れます。入らなかった分は手でほぐし入れます。保存容器の蓋をしっかり閉めてシェイクしてさらに細かくして出来上がり。
これは、のり弁当を作る時に使ったり、おにぎりの具にしたりします。

次は、お雑煮のトッピング用に型抜きした金時にんじんの残骸。

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これをフードプロセッサーにかけ、粗いペースト状にします。にんじんが必要量の3分の1しかなかったので、レシピの半分の分量でキャロットケーキを無理矢理作ります。キャロットケーキは通常、バターを使わず植物油を使うレシピです。フランスのお菓子で「パンデピス」というバターを使わないお菓子があるのですが、おそらくパンデピスを基にしたレシピなのではないかと思われます。
レシピ指定の型が無かったので、たまたまあったミニクグロフ型に半量だけ生地を流し込んで焼いたら、まるで焼きドーナツのような仕上がりに。

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キャロットケーキの出来上がり。

最後、4品目。
これがとても美味しかったんです。にゅうめんです。にゅうめんとは、そうめんの温かいバージョンです。
残り物の食材は、紅白なますとかまぼこです。

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新たに投入した食材は、鶏ひき肉少々、生姜、玉ねぎ少々、塩蔵生わかめ、ブロッコリーの茎(これも捨てずにリサイクル)、そうめん、めんつゆ、ごま油、です。

なますが入るのに、ぜんぜん酸っぱくなく、むしろ酢の味がこくに変わってとても美味しかった。

まず、鍋に水とめんつゆを適宜入れ、そこに紅白なます、千切りにしたかまぼこ、千切りにしたブロッコリーの茎を入れて煮ます。
鶏団子を作ります。みじん切りにした生姜玉ねぎと塩を鶏ひき肉に混ぜ込んで丸めて先ほどの鍋に投入していきます。すべての具材に火が通ったらわかめを入れ、最後にごま油を垂らします。
どんぶりに茹でたそうめんを盛り付け、上から温かい具だくさんの煮汁を回しかけます。完成。

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皆様も是非、食材を無駄にせずに、工夫して食べきってしまって下さい。