これも旧ブログに掲載していた写真ですので、ずいぶん昔に撮影したものです。3.11よりもずっと前です。
上の写真に写っている蔵は、元々あったもので、隈研吾さんが設計したわけではありませんが、まるで隈作品であるかのように、形態的に傾向が似通っていますね。蔵内部や、その周囲の石のルーバーなどの部分が新たに設計されたものです。
この地方で採れる芦野石という石をつかった建築です。
芦野石は、石の美術館のミュージアムショップでも、コースターなどの形になって販売されていました。軽石よりも多少強度がある感じの石でした。
通常、「蔵」と言うと塗り壁になりますが、那須町の蔵はどこも芦野石で作られているのだそうです。
この朱色のコーンがあまりきれいじゃなくて少々感じが悪いですが、水を利用しているところは、隈研吾さんの作品としては珍しい方だと思います(水を使っているものもあと3、4作品くらいあるはずですが)。運河のようなイメージ。
石の美術館 隈研吾 その2 - Qu'en pensez-vous?