うっそうとした軽井沢の森の中に静かに佇む美術館。訪れた日は雨でどんよりとした天候でした。
外観のみで、内部写真を撮っていません。内部は、ほとんど自然光でまかなわれていて薄暗いですが、白~グレーっぽく、原広司さんらしい立体の量塊が陰影とともに現れる静謐な建築です。展示室中央あたりに白い階段があったのを覚えていますが、その階段を取り巻く周囲から階段を臨む風景が美しかった。
「多層構造モデル」の頃の作品のはずで、ギザギザのオーバーレイのガラスが別棟にあったのではなかったかと記憶しています。恐らく、この建築は夕方ライトアップされる頃合いになると、また違った表情に出合える建築ではないかと思われます。
覚えているのはこちら。別棟との間にある石畳みたいなところの石が、経年変化でだいぶ壊れていたのが少々残念。
でも、本当にひっそりとして、白くて、きれいな建築でした。