Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

宇宙論

「時間は存在しない」3周目から、近傍について考える

カルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」をこれでもう3回通しで読みました。さすがに3回目ともなると、「その話知ってる」と、こちらは少々生意気になって来るんですが、何で知ってるかと言うと、カルロ・ロヴェッリの言うことをさんざん読んでやっと記憶…

『世界は「関係」でできている』を読みました

『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』 カルロ・ロヴェッリ NHK出版 を読みました。 飛行機に乗ったりなどの長距離移動の最中に、わざわざ紙の本で買っておいた『世界は「関係」でできている』を読んでいたら、面白くてめちゃくちゃ早く読み…

悪夢のようなスタートレックディスカバリー

スタートレックディスカバリーは、スタートレック全シリーズ中、最も暗くて重くてしかも難しいシリーズですね~。これかなりヤバイですね。少しも希望が見い出せないばかりか、時間の問題が生じていてもう解決不可能にすら思える。これどうやって話に収集つ…

時間についての認識の変化は人生観にも影響を及ぼす

カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』2周目の感想 - Qu'en pensez-vous? 「時間は存在しない」を読んだ - Qu'en pensez-vous? 前々回のブログ記事で書いているように、カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』の2周目読書をした後から、心境に変化…

カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』2周目の感想

「時間は存在しない」を読んだ - Qu'en pensez-vous? 前回感想を書いてから、またカルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』の読書2周目をしてみました。 2周目はかなり楽になって第1回目より断然スイスイ読めました。これが、読んだ直後に感想が書ければ…

「時間は存在しない」を読んだ

「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ 著NHK出版 今頃になって、ようやくカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」を読みました。 第10章までは非常に面白く読んだのだけれど、第11章から突然つまらなくなったように感じました。と言っても第13章で…

引き続きブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙」

引き続きブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙」読んでいます。すごく面白いです。 この本、ず~っと昔ですが、朝日新聞の書籍紹介に載っていたのを見たことがあります。どう書いてあったかというと、「頭がねじれる」とかなんとか書いてあって「頭のねじ…

方丈という不思議な空間モデルから、ホログラフィック宇宙論へ

後続記事では、大地の芸術祭の今回のコンセプトの1つが「方丈」だったようですが、建築家の原広司さんが著書の中で述べている「方丈の空間」や「縮小の美学」について、独自考察して書いてみようかと思っています(上手く書くことができなかった場合取り止…

「宇宙船プロキシマ号の伝説」ブライアン・グリーン

少し前の記事で、CERNについての話題でブラックホールについて触れました。そこでこちらの本、というか絵本。 「宇宙船プロキシマ号の伝説」ブライアン・グリーン あすなろ書房 子供向けの絵本ですが、理論物理学者のブライアン・グリーンがストーリーを書い…

CERNについてのこの記事超恐い

www.excite.co.jp ↑この話、本当だとしたら、超恐いんですけど。でもなんとなく納得行く話です。加速器を停止したってところが恐い。危険だと判断したってこと? ヒッグス粒子を見つけるとか何とかでリサ・ランドール博士がここに通っている話を「ワープする…

宇宙を織りなすもの ブライアン・グリーン

宇宙を織りなすもの 上下 ブライアン・グリーン 草思社 専門的知識が無くても一般人でも読み進められる、わかりやすい語り口で書かれた物理学者ブライアン・グリーンによる宇宙論です。 「何でわざわざそんな難解な本を読むの?」と思う人もいるかもしれませ…

ワープする宇宙 リサ・ランドール

ワープする宇宙 リサ・ランドール NHK出版 ブライアン・グリーン「宇宙を織りなすもの」を先に読んで、その後に、リサ・ランドール「ワープする宇宙」を読んだために、こちらの方が記憶に新しいです。こちらは、各章の終わりに内容のまとめが箇条書きになっ…