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空間について考えます

『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』を見てみました

建築家が建てた妻と娘のしあわせな家
田中元子 著
写真 野寺治孝
X-knowledge
こちらはちょっとプライバシーを侵害し過ぎな内容な気がしましたが、建築家の自邸を集めた写真集となっていたため見てみました。
やはり、建築家のご家族の方の写真まで掲載するのはちょっと行き過ぎな気がする。週刊誌的過ぎる。建築だけで十分な気が。
たまに建築を扱うテレビ番組でも見るような建築家の自邸もいくつか掲載されてます。「私の家」清家清、「スカイハウス」菊竹清訓とかはたまにテレビとかでも見かけます。これらはワンルーム系なんですが、私自身の好みとしては、ワンルームってのが許せなくて、どう考えてもいいと思えないんですよね~。好みでないんです。気持ちが悪いと言うか。仕切られていた方がいいと思う。
槇文彦さんの自邸はとても美しく見えました。家というより公共建築に見えます。
気に入ったのは「国立の家」田中敏愽。この自邸とても綺麗と思いました。
文章を読んでいて、「は~、なるほど~」と感心したのは、「住居No.1共生住居」内藤廣。建築家内藤廣さんの自邸、「生命の循環を受け入れる場所」と見出しがあり、そこで生き、死ぬところまで想定されている住宅。家って本来そうあるべきものだな~と考えさせられました。