Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

朝日新聞に掲載されていた土井善晴さんのコメントから思ったこと

朝日新聞の、私の持っているものでは(というのは朝刊とか夕刊とか日刊とか紙面構成が多少違うのかもしれないので)7月21日付けのフォーラム「夏休み 学童の昼食」という紙面がありました。

その数人の識者のコメントのうちの一つに、料理研究家土井善晴さんの文章も掲載されていました。
文章の後半の方に、「親が子どもに作る料理で大事なのは、子どもを人間たらしめることです。その方法や内容ではありません。」とありました。これを読んで、思わず感嘆してしまいました。『子どもを人間たらしめること』ですか!う~ん、ごもっとも、すごい。

でもこの特集の紙面全体を読んでいると、こんなにも多くの子供達が邪魔者にされているのかなと悲しい気持ちになりました。

そしてきっと自分は子育てにおいて恵まれて来たんだということも実感しました。

「人と人はオーラの交換をしている」と思ったりすることがあるんですが、子供にご飯を作ってあげる、という行為は、ただ栄養を与えているというだけでなく、目には見えない何らかのエネルギーを子供に与えているのではないか、そんな風に私は思うことがあります。一般的にはそれが親から子への愛情だとか母性だとか、そんな風に表現されるものなのだろうけれど、決して目には見えないことだけれども、何か優しさや思いやりや、食べ物というだけでなく何らかのエネルギーやオーラを子供に与えているに違いないだろうと思います。

その『子どもを人間たらしめること』という言葉が、果たして私が考えているものと同一かどうかは不明ですが、きっと心のこもったものを子供が毎日食べることによって、何らかの生きる力を得ているんだろうなあ、というのは思います。何かつらいことがあったとしても、そういう食事一つ一つをおろそかにしないことによって、忍耐できたり、我慢して乗り越える力が湧いてきたり、何か底力の源になるのではないかと思ったりします。
相手に対して無償で「与える」という行為は重要なことで、それはオーラをまとっていて、オーラが相手に接触すると同時に自分にもそのオーラは跳ね返ってくる、そんなイメージを持っています。

あけおめことよろⅡ - Qu'en pensez-vous?

土井善晴さん作り置き便利レシピのりんごジャムを作る日々 - Qu'en pensez-vous?

今田美奈子先生のレシピでアップルシュトゥルーデルを2回試作してみました - Qu'en pensez-vous?

盛夏の食卓 - Qu'en pensez-vous?

初夏の食卓 - Qu'en pensez-vous?

話題の「一汁一菜でよいという提案」を見て、スピード味噌汁でも良くない?と思った - Qu'en pensez-vous?

グルテンフリー食の一時休止期間中に作った小麦を使ったお菓子~バニラシフォンケーキとシナモンロール~ - Qu'en pensez-vous?