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本庶佑特別教授のノーベル医学生理学賞受賞とオプジーボから思うこと

本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞に決まり、オプジーボががんに効果があり、がん治療に第4の選択肢がもたらされた、ということで大ニュースとなっていますね。
本当に驚くべきことです。全世界の研究者たちが寝る間を惜しんで研究と新薬の開発を急いでいるのではないでしょうか。もう少ししたら、がんは治る病気となるかもしれませんね。これは凄過ぎます。
研究の過程で自己免疫疾患の症状がマウスに出た(ループス腎炎)ことでがん薬として使えるとわかった、との経緯を新聞で読みましたが、ということは、自己免疫疾患の特効薬もひょっとしたら今後出て来る可能性があると考えても良いのでしょうか。がん治療薬とは逆向きのものとなりますが。たぶんそれも研究者たちが必死に見つけようとしているところなのだと思います。
オプジーボが自己免疫疾患の仕組みを利用して作られたとすると、オプジーボにはやはりそのような副作用があるということなのかと思いました。実際テレビでも、重い副作用が出る場合もある、とは言っていましたね。でも末期がんの人も劇的に良くなるというのは、本当に希望です。抗がん剤は非常に体を弱らせると聞きますから、これは本当に希望ですし、今は皮膚がん肺がん胃がんに効くとの話ですが、すべてのがんが治るということに近い将来なったら、人類の寿命も伸びるかもしれませんね。
今回のこのオプジーボのニュースで真っ先に思ったのは、一体、生命保険会社とか、がん保険とかそういうのは一体どうなっていくのだろうと考えました。生命保険会社は持つのでしょうか。

それから、一般論としては、近未来にはがんが治る病気となるだろう、ということは非常に良いことなのですが、個人的には、というか、世の中の他の人達も私と同様のことを思っていた場合、困ることもあるかもしれないと思います。
以下の記事でも書いたように、

〈性格が悪い人〉悪質な人間性を持って生まれた人について - Qu'en pensez-vous?

私が「死んでほしいほど憎い」と念をかけている人が仮にがんになったとして、今までは「思い知ったか。天罰だ」と思えたかもしれませんが、自分が恨みを抱いている相手が簡単にはがんで死ななくなってしまう、ということになると思います。
それは本当に困ったことだと個人的には思っています。(!?)
個人的に深い恨みを抱いている人は1人か2人くらいで、その他の世界のほとんどの人達は皆、無関係の良い人たちで何の恨みもありませんし、良い人たちは苦痛なく長生きするべきだと思いますが、性格の悪い嫌な人間たちの集団もまた苦痛から逃れ、長生きすることができる世の中が近未来にやってくるのだなあと思うと、そういう悪い人たちには別の復讐方法を考えなければならない事態になった、と考えを巡らせているところです。(わりとマジで)

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