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空間について考えます

GA JAPAN147と新建築7月号から

GA JAPAN147と新建築7月号に原広司さんの「みなと交流センター」の建築写真及びコンセプトが掲載されていましたね。
「みなと交流センター」については、以前、GA JAPANのPLOTだったのか原広司さんのインタビュー記事中だったのか忘れましたが、木で覆う、みたいなお話を読んだ記憶がありましたが、木!?と少しびっくりすると同時に、木というのが原広司さんらしいとも思いましたが、ついにできたということで。
GA JAPAN147は字数の関係か比較的コンパクトに、しかし要点はしっかり(リッジ曲面について)に書いてありました。より詳しい文章が読めるのは新建築7月号の方だと思います。
両建築雑誌とも買って見たわけでなく、ちょっと見てメモを取って来たのですが、そのメモの一部を紛失してしまい、満足な記事として書けない状態になってしまいましたが・・・。
新建築7月号に「フローティング・アーキテクチャーの行方」というタイトルの文章で、(1)~(3)までありますが、やはり(2)のリッジ曲面の説明がハイライトだろうと思いますし、アルカイックなルックスをしているといった説明のあたりや、鉄骨鉄筋コンクリートの建築を木材(「下見張り」)で包む、耐火構造の外壁に木材、等々、技術面も面白いと思いました。
他には、別ページの、写真の脇にある新建築の編集者の方(?)か所員さんによる解説文がわかりやすいです。あまり書き写したりすると、無断転載とかいうことになるので、すべては書きませんが、
「船底を想起させる湾曲面は、原広司氏が1970年代から研究している活動等高線論における閉曲線とその中心概念であるリッジによって導き出されている。」
こんな感じです。