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空間について考えます

4月20日オープンGINZA SIXに観世能楽堂が入ります

銀座にGINZA SIXという複合施設が4月20日にオープンするそうです。こちらのGINZA SIXの建築設計は谷口吉生さんとのことです。
こちらの施設には、観世能楽堂が入るとのこと。観世流が銀座進出です。

新しい歌舞伎座隈研吾さん設計で銀座にありますが、やはり能楽も銀座で、という流れは良かったと思います。私は歌舞伎は何ともぜんぜん興味が無いのですが、能楽は好きです。眠気に襲われても、好きです。どんなに眠くても懲りずに見に行きます。

パンフレット持ってます。↓

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観世能楽堂がGINZA SIXに開場し、開場記念公演を行うというパンフレット。
日程の半分程が招待公演(貸切)で、自分でチケット取れるものは半分くらいかな。でも、私はまだこれに行くほどプロの観客ではないので、それどころか、にわかのほぼ初心者なのでこのチケットを取る水準にも達していません。
あと、10年~20年くらいかけてゆっくり能を鑑賞して知って行けたらと思っています。

このパンフレット中の写真に能楽堂の座席の様子がありますが、座席の後ろ側に字幕用のモニターが無い!少なくとも写真では。ということは・・・???
国立能楽堂だと座席の後ろ側に飛行機の座席の液晶画面のようなモニターが設置されていますが、GINZA SIXは折角の新築なのにそうした字幕用画面を付けないということは、以下の記事にもあるように、ウェアラブル端末の導入が後々視野に入っているということがあるのでしょうか?
それとも観世流は、そのまま見て下さいということなのでしょうか。観世流は厳格そうに見えますからそういう方針かもしれないですね。

trendy.nikkeibp.co.jp

今のところ、私は、字幕無しでそのまま能を見ていますが、上記の日経トレンディネットの記事を書かれている記者さん同様に、正直に言いまして能を見ていると強い眠気に襲われます。
どんなに予習して行っても眠くなります。言葉が古語で聞き取りにくいのと、謡がなんともゆっくりで眠くなります。鼓がかなり激しくポンポン響いていても何のその、うとうとし始めてしまいます。裾を引きずる不思議な袴、あの袴で転ばないかどうかガン見していれば眠くなるはずはない、と思いながら、またしてもうとうとしてしまうこともあります。
ところが、シテの舞など始まると、急にガバっと起きてガン見している状態です。シテの装束などに見入ります。

でも、これも慣れなのか、好きな演目や、自分のコンディションなどにもよるのかもしれませんが、それほど眠くならずに最後まで見れることも増えてきたように思います。
見たい役者さんがいると良いかもしれません。観世流の方たちは本格的で血統の確かな立派な方たちばかりですよね。

最初の頃は、眠くならないために着物で行こうとか、お腹を帯でギュッと締めれば眠れるわけがないなどといろいろ考えましたが、結局洋服で行ってます。洋服と言えども正装ですけれどもね。若いのに着物着てくる人とか本当に感心しちゃいます。隣の席の人が着物のおばあさんのグループだったりすると最悪です。おばあさんたちから加齢臭が漂ってくる。う~ん、本当に加齢臭なのか、着物をしまい込んでいたせいで着物をカビさせてしまった匂いなのかも、もはや判別不能です・・・。私もおばあさんになった時には、観劇で加齢臭漂わせていないように気を付けたいものです。

全く眠くならないのは、テレビで見る時ですね。たまにNHKEテレで能を放送していることがありますが、テレビで能を見る場合、これが不思議と眠くなりません。字幕が出るということもあるし、狂言もカットで話も一つだけで短時間なので集中できるし、やはり、テレビを通しての謡はそのパワーが無効化してしまっているのではないかと思います。
でも、やはり、生で、能を見た方が人生にとっては有益ではないかと思います。

とまあ、こんな不届き者の観客の一人で本当に申し訳ないのですが、どういうわけか私は能楽は好きなんですよねえ。
祖父が晩年、自宅で謡の教室かサークルみたいなのをやっていたのでその影響もあるのかもしれません。きっと探せば謡の本がいろいろ出てきたりするのかもしれないですけど、私は古文が苦手なので見たくもありませんね~。そんな本を見ようとも思わないし、自分でやってみようとも思わないです。
ただ、能を見るのだけは好きです。
基本的にストーリーが好きなんだと思います。
この世のものでない存在が出てくる所が好きです。
大抵が現世に思い残したことがあり成仏できない人の霊が現れ、生前の人生や無念を語り、舞い、そして消えていく、その幽玄の世界を垣間見ることができるという能の構成自体に惹かれているのだと思います。これを思いついた人、多分、世阿弥ですね、天才だと思う。
その他にも、装束は美しく、舞や所作が芸術的で、日本らしい華やかさを感じられるため気に入っています。
このまま、たまに見続けて、あと、30年後くらいには能について詳しく語れるようになっているでしょうか。

というわけで、伝統芸能で盛り上がる銀座と言ったところでしょうか。能楽がますます普及し、若い人の間にも能楽ファンが増えて行くと良いと思います。

オープン前なのでフライングですが、GINZA SIXの外観写真あります - Qu'en pensez-vous?

法隆寺宝物館、谷口吉生設計(東京国立博物館敷地内)の2016年の様子 - Qu'en pensez-vous?

豊田市美術館 - Qu'en pensez-vous?

豊田市美術館 その2 - Qu'en pensez-vous?

林望さんの「思想する住宅」を読みました - Qu'en pensez-vous?

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