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クリント・イーストウッドの映画からわかるアメリカという国&男女別おすすめ作品ピックアップ

映画 時事問題

クリント・イーストウッド監督/出演の映画を見ると、普段のニュースなどからは知ることのできないアメリカという国の実像が見えてくるのではないでしょうか。
白人低所得者層の実態もよく描かれているし、銃規制反対派があれだけたくさんいるその根拠も窺い知ることができるようになるのでは。

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クリント・イーストウッドは現在86歳ということで、その作品数は年齢に比例するように数多くあり過ぎて、正直な所、私としてもすべての作品見きれているわけではありません。しかし要所は押さえ、ある程度本数を見ているということで、本記事ではイーストウッド作品について書いてみます。

大まかに分けて、
(1)マカロニウエスタン西部劇の時代
(2)ダーティハリーシリーズの時代
(3)アカデミー賞作品賞監督賞受賞「許されざる者」の黄金期
(4)再度オスカーダブル受賞「ミリオンダラー・ベイビー」前後の時代
(5)愛国心の時代(現在)

クリント・イーストウッドが誰かわからないという人もいるかもしれませんので、まずはこの方はアメリカの俳優で、映画監督でもあります。アカデミー賞も受賞しています。近年は高齢による容姿の衰えが原因なのかはわかりませんが、俳優業は4年程前を最後にスクリーンには現れません。ただ、最後に出演した映画「人生の特等席」でのルックスは、ギリギリ俳優として見られる水準でした。

(1)マカロニウエスタン西部劇の時代
イーストウッド最初期は、アメリカのテレビドラマ「ローハイド」(西部劇)に出演していたようですが、これは見ていませんし、私は生まれてもいません。まだ画面は白黒のはずです。
西部劇映画では「荒野の用心棒」が有名です。古くて映像も汚く、話そのものも汚れた内容ですが、面白いです。銃で戦います。監督は、イタリア人のセルジオ・レオーネ監督。この頃はイーストウッドは俳優業のみです。

(2)ダーティハリーシリーズの時代
ダーティハリー」というサンフランシスコを舞台とする刑事モノ映画シリーズ1~5まであります。日本の刑事モノで例えるなら「相棒」でしょうか。「相棒」は極めて静かですけれど、「ダーティハリー」は銃をバンバン打ち、物騒です。ただ「正義」について考えさせられます。
このダーティハリーシリーズと並行して、同じく「正義」をテーマに「荒野のストレンジャー」や「ペイルライダー」などの新たな西部劇もあるほか、「ブロンコビリー」「センチメンタルアドベンチャー」などの温和な作品もこの頃出てきます。

(3)アカデミー賞作品賞監督賞受賞「許されざる者」の黄金期
(1)(2)の総決算的作品が西部劇「許されざる者」。非の打ち所がない作品。
暴力的ですが、これまでのイーストウッド作品の集大成として、これまでの作品をずっと貫いてきた「本当の意味での正義とは何か」についてストレートに表現しています。
共演のモーガン・フリーマンがブレイクするきっかけとなった作品でもあります。

(4)再度オスカーダブル受賞「ミリオンダラー・ベイビー」前後の時代
許されざる者」以降、「シークレットサービス」「パーフェクトワールド」などあまりぱっとしません。傑作「マディソン郡の橋」もありました。甘く感動的な作品ですが、銃も馬も出てこない非暴力作品はあまりイーストウッドらしくありません。そんなふうに思っていたところに、女性ボクサーが主人公の「ミリオンダラー・ベイビー」、感動的でした。こちらがオスカーを獲得しますが、安楽死についての問題があり、こちらは非の打ち所が無い作品とは言い切れません。

(5)愛国心の時代(現在)
ヒアアフター」これは素晴らしいです。ただし、スマトラ沖の津波映像から始まるので、東北の方は見ない方が良いです。しかもこれ、3.11の少し前の公開で、3.11の津波の直後、上映が中止されました。その後、「人生の特等席」「ジャージー・ボーイズ」「アメリカン・スナイパー」と続き、現在の「ハドソン川の奇跡」へと至ります。

そこで一体何が言いたいかというと、イーストウッド作品と言えば、初期は「野蛮・暴力・銃・馬」、そして「正義とは何か」。これがず~っと全体を貫いています。
ところが最近は、何でも「白黒」つけなければ仕方なかったイーストウッドなのに、どんどん「グレー」な内容が増えてきています。そして映画としての洗練度も格段に高まっています。
是非、2017年アカデミー賞でも、「ハドソン川の奇跡」で作品賞監督賞受賞してほしいです。
ハドソン川の奇跡」にも、「許されざる者」同様の非の打ち所の無さを感じます。86歳だけど、授賞式の2月下旬まで生きていて!

女性向けおすすめ作品:

「人生の特等席」「ヒアアフター」「マディソン郡の橋」「ハドソン川の奇跡

男性向けおすすめ作品:

許されざる者」「ダーティハリー」シリーズ 「アメリカン・スナイパー

男女共通おすすめ作品:

許されざる者」「荒野の用心棒」

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