Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

話題の「保育園落ちた日本死ね!!!」とかいう文面について

「保育園落ちた日本死ね!!!」

とかいうブログがしばらくニュースなどで話題になっていましたが、これは、はてなの匿名ブログのものだったのですね。今頃になって初めて気が付きましたが・・・。

保育園落ちた日本死ね!!!

↑こちら本物の、その問題のブログ。

言葉遣いが悪いという意見が多いようですが、私は気になりません。こんなですよ、若者言葉って。普通じゃないでしょうか。言いたいことも良く伝わるし、言論の自由で別に問題無いのでは。

「保育園落ちた 日本死ね」:それであなたは何をしたわけ? - おまきざるの憂鬱

↑こちら、この問題に感想を書いている方のブログ。

不思議に思うのは、こうした保育園入れなかった方々の、親世代の方々の意見って、ほとんど出てこないように思うのですが、一体どうなっているのでしょうかね。

基本、困ったら親(祖父母世代)が出てこないといけないのではないでしょうか。親がものすごく遠方に住んでいるとか、病気とか、そもそもいないとか、まだ親も現役で働いていてその土地を離れられないなど、そういう場合は無理でしょうけれど。
でも極力、家族の問題には家族が、解決に当たらないといけないんじゃないでしょうか。国に求めてもどうにもならないことって、悲しいけどありますからね。

それに、子供の意見はまったく無視されてしまっている。子供というか赤ちゃんは、口もきけないわけだから、自分の言いたいことも言えないだろうけれど、本当は、お母さんに育ててもらいたいはずです。生まれてきたのに、赤の他人である保育士に育てられて幸せだと思う赤ちゃんがいるわけがありません。その点、お母さんが仕事に行っている間、祖父母が面倒を見てくれるということであれば、赤ちゃんにとっては赤の他人の保育士によって育てられるよりかは、血のつながりのある人から大切に育てられる方が断然幸せなはずです。
それに、某育児理論によれば、小さい時ほど母親(あるいは親族)が子供に身体的に密着して子育てを行うことが成功する子供を育てる鍵であるとの見解もあります。保育士から機械的に、赤ちゃんが育てられることは、理想論を言うならば極力避けられるべきことかもしれません。

その点において、やはり二世帯住宅というのは理に適っているかもしれないと思います。
ただ、二世帯住宅(3世代同居住宅)に補助を出すということになると、豪邸にお金を出すのかという反対意見も出ているようですが。

ですので、この匿名ブログの方は、とりあえず自分の両親に問い合わせてみれば良いんじゃないでしょうかね。おじいちゃんおばあちゃん世代も、自分たちの生活を変えたくない、息子夫婦/娘夫婦とは上手く行ってない、じゃなくて、もうこのような危機的な状況下、引越ししてまでも祖父母世代は子育てに参画しないといけないんじゃないかと思います。3世代同居にすれば、下流老人になるのも防げるかもしれません。

しかしこの問題も元をたどれば、東京一極集中という問題と関わっているんだろうと思います。根深いですね、これは・・・。