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夫婦別姓訴訟について

11月4日のニュースになりますが、夫婦別姓について再び大々的に取り上げられています。夫婦別姓の議論は何度も盛り上がりをみせては、「家族の絆」や「日本の伝統・慣習」を掲げる保守派の反撃によって何度も鎮火に追い込まれている問題です。

当方、夫婦別姓に賛成の立場です。

年内にも最高裁は判決を言い渡す予定とのことです。

国連は「(夫婦同姓は)女性に対する差別的な法規制だ」として、日本政府に何度も対応を求める勧告をしてきたという流れからも、重く受け止めるべき事案であり、民法の規定を見直すべきではないでしょうか。現代はもはや明治時代ではない。

「家族の絆」や「日本の伝統・慣習」を壊すおそれがあるので夫婦別姓は認められない、という保守派の意見に対しては、どのように反論すべきか?
夫婦別姓が認められるようになると、家族の絆や日本の伝統や慣習が本当に壊れるのでしょうか?

そもそもなぜ夫婦別姓ということが言われるか、というところからですが、女性の社会進出ということがまずは挙げられるとしても、根本的には、「自己の確立」や「女性の精神的独立」の問題で、これは人権問題であるということが言えると思います。

女性であろうとも幼少時から思春期にかけて「自己を確立」して生きてきた。自分というものがきちんとある。それなのに、婚姻に際して、自己確立の時代に使用してきた姓を捨て(たとえ夫となる人であれ)よその人の姓を名乗るのを強いられるというのは、納得が行かない出来事ではないでしょうか。「自分は自分、なぜ認められないのだ、慣れ親しんだ姓を認めてほしい、それが自分なのだから」というのは、十分理解できる主張だと思います。
片や、愛されていることの証として、あるいは結婚したことの証明として、夫となる人の姓を名乗りたいと考える女性もいて、かなりの割合を占めているかもしれないことも事実としてありそうです。

私も、かつては、夫婦別姓に賛成する立場ではありませんでしたし、そもそもそんなことには無関心で生きてきました。しかし、人生というのは、自分の予期せぬ出来事が多々起こるものです。自分は無関係だと思っていても、関わりを持つ人によって、大きく自分の価値観の変更を迫られる場面に直面します。その結果として、私は、夫婦別姓を支持する立場になりました。

それでは、夫婦別姓で生まれてきた子供の姓はどうするのか、という問題については、フランスの例に倣うなどすればよいと思います。必ずしもフランスの方法がベストとは限りませんが、個人の権利が追求される国の考え方に学んでも良いのではないでしょうか。

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