Qu'en pensez-vous?

空間について考えます

引き続きブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙」

引き続きブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙」読んでいます。すごく面白いです。

この本、ず~っと昔ですが、朝日新聞の書籍紹介に載っていたのを見たことがあります。どう書いてあったかというと、「頭がねじれる」とかなんとか書いてあって「頭のねじれを体験したい人、どうぞ」みたいに書いてありましたが、それほどねじれていない感じです。

ブライアン・グリーンの最新刊とか出ていないのかなと調べて見ましたが何も出てません。その代わり既刊が文庫化して出ていることがわかりました。
私は「宇宙を織りなすもの」は読んで、「エレガントな宇宙」は読んでいないという順序が違う人なので、最新刊が出ないようなら「隠れていた宇宙」を読み終えたら次は「エレガントな宇宙」を読むしかなさそうです。

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方丈という不思議な空間モデルから、ホログラフィック宇宙論へ - Qu'en pensez-vous?

方丈という不思議な空間モデルから、ホログラフィック宇宙論へ

 

後続記事では、大地の芸術祭の今回のコンセプトの1つが「方丈」だったようですが、建築家の原広司さんが著書の中で述べている「方丈の空間」や「縮小の美学」について、独自考察して書いてみようかと思っています(上手く書くことができなかった場合取り止めとなります)。

大地の芸術祭について『日曜美術館「大地に根ざせ!~越後妻有 里山とアートの20年~」』を見ました - Qu'en pensez-vous?

 ↑こちらの記事の最後で、今度「方丈」について書きます、などと書きましたが、自分で書いておいて、ちょっとそれテーマが渋過ぎない?と自分でも思いました。ちょっと気味悪いほど渋いです。しかし最終的にはこれが渋いジャンルの話などではなかったことが徐々に明らかとなります。

「方丈」の一体何が物珍しいのかというと、維摩の住処である3メートル四方、四畳半程度の狭い空間にたくさんの菩薩たちが集まったのに全員収容しきってしまい全員分の調度品(?)まで納めてしまったという「維摩経」のお話が空間として不思議である、ということです。

今回、この「方丈」と「維摩経」を知るために、以下の本を見て見ました。↓

フィギュール彩87
〈狭さ〉の美学 草庵・茶室・赤ちょうちん
近藤 祐 著
彩流社 

↑こちらの34ページに、「維摩経」の方丈の空間で起こった不思議な出来事について書いてありますので詳しく知る必要のある方はそちらをご覧下さい。

この不思議な空間、方丈について、建築家の原広司さんが『空間〈機能から様相へ〉』の中の最終章『〈非ず非ず〉と日本の空間的伝統』の最後の方、鴨長明方丈記』の記載から始まる段落で論じています。
少々、「維摩経」の方丈の内容とは違うようですが、鴨長明は、元々広かった住居をどんどんと縮めて行ったことから、そこから「縮小の美学」へと話が向かって行っています。縮小しながら拡張する、ということで、縮小することによって内と外の反転が起こり、内にすべての外を含むような内部が出来上がっていた・・・といったような何度も何度も我々が慣れ親しんできた原広司さんの反転や埋蔵関連のお話が書いてあります。同様に、『集落の教え100』76番の“縮小”にも、日本の中世の美学には、縮小の美学があり、その典型として鴨長明の『方丈記』が登場しています。どうやら大きいより小さい方が好ましいということらしく、珍しく精神論的な気配が漂います。

この方丈について、私が思ったのは、必ず、出典以外にも、まったく同じ思想背景がこの世の中には存在しているはずだ、と何事についてもすぐ考えたくなるので、この方丈の思想について、類似する西洋哲学及び何か根拠と成り得る考え方は無いだろうかと探していました。西洋哲学をザーッと見て見ましたが、残念ながら方丈に対応しそうな思想はどこにも見当たりませんでした。ライプニッツあたりかと最初は見当をつけていましたが違います。スピノザかとも思いましたがもっと違います。ヴィトゲンシュタインとかも惜しいけど違います。

そこで、困って上記の近藤祐さん著の『〈狭さ〉の美学』の維摩経の部分を読んで考えていたら、1つだけ思い当たることがありました。維摩経の方丈は、とても変わった空間について語っています。これは普通の空間ではなくドラえもんの四次元ポケットのような空間です。

これは、現在最もホットな話題となっている「ホログラフィック宇宙論」に相当するものではないかと私は思いました。ほとんど同じことを言っているように思います。
方丈が「ホログラフィック宇宙論」のことを暗示しているのだとしたら、「縮小する」ということは多分私の理解では除外されてきてしまいます。あまり意味的には関係が無さそうです。ただ、情報1区画としての方丈、情報表面としての方丈なら話として整合性があるのではないかと思います。
そもそもその維摩経が書かれた時代がいつのことなのかもわかりませんが、そのような大昔に、現代人がようやく議論するようになった最先端の宇宙論がどのようにしてわかったのかも不思議ですが、大昔の方が真実に近いものが見えていたということになるでしょうか。「維摩経」のその話自体が、居住空間について語ったものではなく、この宇宙の正体について語ったものであるのかもしれません。とても内容的によく似ているように思います。

今回のネタ本、いえ失礼、参考文献は、以前にちらっと紹介したことがあり、私は上巻だけ読んで長らく放置していたブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙 上・下」なのですが、とりあえず必要個所だけ読んでみた下巻第9章ブラックホールとホログラムという章が、方丈の空間をもし説明できるのだとしたらこれではないか、と思えたところです。
そもそも、この「ホログラフィック宇宙論」というものは、「超ひも理論」が元となって話が進められているものなので、「超ひも理論」がおおよそどんなものであるのかわかっていないとチンプンカンプンとまでは言わないものの、表面的な理解にしかならなくなってしまう恐れがあります。私は頭が悪いのでおおよそにしかわかりません。しかし、ブライアン・グリーンの本には、数式は1つも出てきませんし、非理系でも読めて、わかりやすい日常的な具体例を挙げて手とり足とり詳しい文章表現がされていますので、恐れなくても根気がありさえすれば読めると思います。哲学書を読むよりもずっと面白く読めます。私は「宇宙が織りなすもの」上下巻を読んで「超ひも理論」の概略を知りました。でも説明しろと言われたら難しくてできません。イメージ的にしかわかりません。でも、「宇宙が織りなすもの」上下巻を読み、「隠れていた宇宙」下巻第9章ブラックホールとホログラムを読み、その上で「隠れていた宇宙」下巻の表紙の図を見ると、これが何を表しているのかがわかるようになります!

「隠れていた宇宙」下巻第9章のエントロピーブラックホール~ホログラフィック多宇宙という話の展開は圧巻で、こういうふうに説明されるのか、と、既にエントロピーの辺りから次何を言いたくてそれを言っているのかとかがわかる感じで、なるほどね~そうなんだ、パズルのピースがはまっていく感覚でした。・・・これでは一体何を書いているかわかりませんね。きちんと書くためにはもう1回第9章を読み直しながら書かないと書けません。
段階的には、「隠れていた宇宙」のレビューを書く。その後、方丈との関連を指摘したレビューを書く、という2段階の過程が必要です。
でもきっと世界中の様々な理論の中でも、これが最も対応しているように思います。方丈に対応しうるモデルは、ホログラフィック宇宙論

話が難しくてたまらないので本日はここで終了とします。考える気が出たらまた方丈について続編を挙げることもあるかもしれません。

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テニスクラブ/テニススクールにお子様を通わせるメリット

大坂なおみ選手の全米オープン優勝に伴い盛り上がりを見せているテニスですが、テニスはお子様の習い事の選択肢として一定の人気を保っていると思われますので、本記事では習い事としてのテニスについて述べてみたいと思います。

と言いますのも、管理人宅では子供の習い事としてテニスをさせていました。過去形です。未就学の幼児のうちからテニススクールに入会し通わせていました。旦那さんの方がテニス経験者という理由もあるのですが、どちらかというと私自身の希望で、「どうしてもテニスをやらせたい」という意志を持って通わせていました。自分自身が運動音痴で、中でも特にテニスが下手なせいで人生いろいろ不都合な目に遭って来たと自分では思っているため、子供はそんなことは無いようにしたいという気持ちからでした。

結論から言うと、テニスをやらせて本当に良かったです。結局、塾通いが忙しくなる年齢の頃にテニススクールを辞めることになったのですが、それでも十分、テニスが身に着きました。親としては本当に満足しています。

「わざわざテニスクラブ/テニススクールに行かせなくても、中学や高校になれば部活で硬式テニス部に入れば良いじゃない。学校の部活で十分じゃないの?」という考え方もあるかと思います。
わざわざお金をかけてテニスクラブ/テニススクールに通うメリットは一体何なのか、と考えると、思い付くこととしては1つあります。
「スピンがかかったボールが打てるようになること」ではないかと私は思っています。
もちろん、それは、正しいフォームで打てているから、スピンがかかったボールが打てるのですが、このフォームをテニススクールでは徹底的に教えてもらえます。

硬式テニスは、大人が使う一番硬い球は幼児には負荷が大き過ぎるので、黄色いスポンジボール→中くらいの硬さのボール→蛍光色の硬い球、の3段階となっていて、年齢に合わせたボールでレッスンが行われます。
スーパーの買い物かごがセットされた買い物カートが、テニスコートにドンと置いてあって、それにてんこ盛りにボールが入っていて、コーチが買い物かごから次々と球を投げてくれるので、どんどん打って行きます。で、買い物かごが空になったら、皆で球拾いとなって、それの繰り返しで、これだけでも結構、子供たちは汗ダラダラです。
毎回毎回そういう基礎を徹底的に繰り返して、正しいフォームを教えてもらって、コーチとラリーができるようになってようやく子供たち同士で試合をするくらいのゆっくりさで、きちんと段階を踏んで進んで行きます。自分で球の軌道をコントロールできるようにならなければラリーは続きませんので、レッスン中にコーチがそれができるようになったかどうか見極めている感じで、かなりじっくり進んで行きました。

良く言われていたのは、「ラケットを立てて」ということでそのことをよく覚えています。テイクバックして球を打とうとする時、きちんとラケットの先が立っているのが重要な事らしいです。で、バーンと打ったら、首の後ろまでラケットを首に巻き付けるようにする、と。あと、もちろん、最初、構えて、テイクバックする時は、おへそが横を向いていなければいけません、これは当たり前ですが。でも、未就学の幼児だとなかなかこれができなくておへそが正面を向いてラケットを左右に振っているだけ、なんてこともあります。入会したての頃はそうでした。
そんな小さい頃から、きちんと段階を経て正しいフォームを教わると、「スピンがかかったボール」が打てるようになります。

それの一体何が問題なのかというと、例えて言うなら、地球が自転しながら公転しているのと同じようなものをイメージして頂けると有難いんですが、スピンがかかったボールがワンバウンドの後、相手が打ち返すとしても、やっぱり元々回転していたボールっていうのは当たりが強いので、相手が打ちにくくなります。
・・・と、うちの子が言ってました。
これは、通っていたテニススクール内での出来事ではなくて、学校の硬式テニス部にて、ラリーを行った時にわかったそうなんですが、「自分は回転がかかったボールが打てるので、ラリーの相手が『打ち返す時に打ちにくそうにしている』」とのことでした。ラリーの相手は、別のテニスクラブに通っている子で大きな試合にも出場経験があり、うちの子よりずっとテニスは上手いです。うちの子は元々がトロくて先天的に下手で反射が鈍くても、パワーだけはあったらしく、回転がかかったしつこいボールを打ってくる相手になっていたようです。

成人のテニススクールのコマもちょっと見かけたことがあるんですが、大人のスクール生でスピンがかかったボールが打てる人って、そうそういません。皆ただライナー性のボールというか、ラケットの先端が横向きの状態で横出しフォームで打ってるようでした。スピンはかかりません。大人になってからそれを矯正しようとしてもなかなか直りそうに見えませんので、やはり、できるだけ小さいうちに正しいフォームで、強く重い球を打てるようにすると良いのではないかと思います。

他にメリットは、テニスができると、似たような動きをする他の種目にも応用が利くので体育の授業でものすごく役に立つそうです。卓球や、バレーボールのサーブ、ティーボール、ソフトボール、野球などでも応用可能なようです。ゴルフも余裕でできると思います。

テニスのコーチは、皆、松岡修造さんや沢松奈生子さんや杉山愛さんみたいな、ああいう熱く元気の良い人たちです!これは本当に。コーチの方々、いつでも燃えてる感じです。(伊達公子さんは上記3名とは雰囲気がちょっと違う気がするのであえて外しました。いえ、ファンです。大昔、伊達公子さんのウィンブルドン感動しながら見てました。)

水泳が最も習い事の中でポピュラーだと思いますが、陸のスポーツ系習い事もいろいろあると思います。体操とかも魅力的でものすごく迷いました。ダンスが学校の体育の授業で必修化していることもありますし、ダンスを子供の習い事として選ぶ人も多いと思います。珍しいものでは、馬術をやってる人とか、ゴルフをやってる人とかも聞きます。膨大なお金がかかりそうですね。古風なものでは、バレエとかを選ぶ人もいますね。
お金をかけずに学校の部活でできるスポーツもたくさんありますが、わざわざお金をかけてやるスポーツもいろいろあるということで、テニスに関して私が知っていることはそんな感じです。
そうですね、費用のうちで最もかかるのは、ラケット代です。ラケットって高価です。これが結構きつかったです。四大大会優勝多数の有名選手が使っているのと同ブランドのラケットが、うちにもドンと置いてあります。テニスシューズも、成長に応じて次々上のサイズを買い替える必要があるので、靴代もかかります。服装はジャージでOKです。

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WOWOWを再契約しました、もちろんテニス観戦のために

大坂なおみ選手の全米オープン優勝により日々テレビが湧いていますね。大坂なおみ選手、本当に『ぽよよん』としていてかわいいです。

管理人は元々テニス観戦は好きで、旧ブログをやっていた頃には当時まだ18歳だった錦織圭選手のことを記事にしたりもしていまして、錦織の試合見たさにWOWOWを契約したりもしました。ところが錦織って、WOWOWが派手に広告を出したりするとプレッシャーを感じるのか、棄権したり負けたりと期待外れなことが続いて、ついにこちらとしても多分見ない方が錦織は勝つんだ、などと思い始め、結局WOWOWを解約しました。それでもたまにWOWOWに用があることがあるので(ライブやグラミー賞アカデミー賞など)契約解約を何度か繰り返していました。解約するたびにWOWOWから電話がかかってきてどうしてやめたか理由を聞かれて面倒臭いなあと思ったりしてました。でもWOWOWを契約していたとしても、そんなにゆっくり座ってテニスの試合を見れないので、最低限、地上波NHKで夜中やってるウィンブルドンが見れればそれで十分、それさえ見れればほぼOKでしょう、ということに最近は決めて、テニスはウィンブルドンだけにして我慢してました。WOWOW高いですし、地上波NHKで見るのが最も経済的。要は、見て、感動して、心に残る試合であれば見た甲斐があったというもの。

今年のウィンブルドンは、男子シングルスの準決勝がまるで決勝みたいな試合だったので、「これだ!」と思って選んで見ました。ノバク・ジョコビッチ×ラファエル・ナダルの試合。準決勝とは思えないでしょ?これ絶対、決勝。
これは本当に熱戦でした。ナダルって打ち合いに持ち込んじゃうので試合が長くなりやすいです。最後の方で、ナダルが削れてる芝生の部分で滑ったあたりから流れがもうジョコビッチに行った感じで、最後、草食動物に獰猛なライオンが襲い掛かるかのごとくの展開というか、負ける側は自分がこれから負けるだろう運命がわかっていても最後まで相手の獲物として戦い続けなければいけないその弱肉強食の残酷さのようなものが2018ウインブルドン準決勝の試合にはありました。ジョコビッチ強かった~。本当に強い。ナダルだってすごく強いんですけれどね。決勝も見ました。ジョコビッチが勝つに決まってると思いながら見ましたが、優勝スピーチとか感動しました。芝生も食べてましたね。で、ジョコビッチが観客席に対してするあの気を送るみたいなジェスチャーも、ものすごく感動しました。
全体的に見ていて思ったのは、テニスの選手の人達って、寿命が長いですね。人生の寿命のことじゃなくて、例えば野球選手とかだとかなり早くに引退ですけど、テニスなんてぜんぜん選手生命が長く続いてて、本当にもうかなり長い期間同じ顔ぶれで試合が行われているところを見ると、長く続けられるスポーツなんだなあと感心します。

ジョコビッチ全米オープンは過ぎてしまったのでWOWOWの総集編で時間をかけずにさらっと見たいと思います。大坂なおみ選手の全米オープンも総集編で見ます。17日~行われる東レパンパシの試合も、家事などしながらじゃなくて一度でいいからただひたすらソファに座って見てみたいです。そんな悠長なことが果たしてできるだろうか!?過去そんなことは一度たりとも無かったので、結局また解約かも。そう、テニス観戦で問題なのは、時間をべらぼうに食ってしまうってことです。女子は短いけど、男子が長い!
あと、名前を挙げておくと、ビーナス・ウィリアムズが私は最も好きな選手です。ファンです。セリーナ・ウィリアムズのファミリーボックスに姿が見えると、なんかちょっと嬉しく思います。

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〈引退回避を願う〉アリアナ・グランデの行く末を案じながら聴く何気ない3曲

アリアナ・グランデのニューアルバム『スウィートナー / Sweetener』は、かなり気に入って何度も聴いているうちにまたお気に入り度が変化してきました。
最初はほぼ「get well soon」ばかり聴いていましたが、慣れてくると、よりさりげなくて何気ない曲の方に好みが傾いて来ました。
↓現在はこの3曲がお気に入りで繰り返し聴いています。

everytime
better off
blazed 

ものすごく良い感じです。

ところで、前回の記事にも書いたように、こんなことが起こってしまいましたが、↓

アリアナ・グランデに再び衝撃的な悲報がもたらされる - Qu'en pensez-vous?

この記事を書いている時点では、インスタグラムのリアクション以外には、まだアリアナ・グランデからの声明は特に出ていない模様です。

ひょっとしたら引退もありうるかもしれないと心配しています。
本人がもう歌えない、引退したい、と言っても、周り、エージェントなどが承諾しないかもしれません。そう簡単にやめることはできないと思いますが、今回の出来事は相当な打撃としか言い様がありません。

「get well soon」の歌詞についてですが、以下のような記事を書きましたが、 

それが自信が無いんです。如何様にも取れるというか。一番最初は、アリアナ・グランデから別れた恋人へのメッセージ曲なのかと、私は完全に勘違いしてました。それだと第3パートで歌詞の辻褄が合わなくなる上に、テロ事件についての曲であるという大前提に反してしまう。

アリアナ・グランデ「get well soon」の作曲者本人(ファレル・ウィリアムス)が歌うバージョンが聴きたい - Qu'en pensez-vous?

このようなことが起こってみると、やはり、第一印象で思ったことが正しいのではないかと思い始めました。
ネット上のアメリカの芸能ニュースで、「get well soon」はプロデューサーのファレル・ウィリアムスが強制的にアリアナ・グランデに書かせた、とありましたので、やはりプロデューサーの監督下、アリアナ自身が書いた歌詞と思われます。
とすると、内容的には、「あなたは体を治さなきゃいけないんだから距離を置きましょう。高みで待ってる。そこで会いましょう。あなたは自分の力で芸能界の頂点まで行って。私はそこで待ってる。」という話ではないかと思いました。それが最もしっくり来ます。一番最初そう思って、なんかちょっとゾッとしたというか、婚約者のことなんかこれっぽっちも愛してなんかいないと思った。利用しているだけだと思った。アリアナ・グランデは今でも、元恋人のことを深く愛しているんだと察する内容でした。でも、表向きには婚約者とベッタリで、公には「get well soon」はマンチェスターテロ事件の追悼ということになっているので、本当に変だなあ、なんかぜんぜん意味通じなくない?と謎だらけな感じでした。「私はあなたのママじゃない」と言って元恋人と別れるに至ったと聞きますが、本当は相手への愛があって返って厳しく接してしまったのではないのかなあ。

そういう人は、もう精神科病棟に措置入院させておくしかなかったのでは。そうすれば少なくとも元恋人の命はあった。周囲の人達、エージェントがそこまでしなきゃいけなかったんだと思いますよ。

アリアナ・グランデが引退に追い込まれないでほしいと願っています。今後の動向を見守りたいです。

アリアナ・グランデ「get well soon」の作曲者本人(ファレル・ウィリアムス)が歌うバージョンが聴きたい - Qu'en pensez-vous?

実力派歌姫アリアナ・グランデが試みるラップ「the light is coming」 - Qu'en pensez-vous?

今週末発売アリアナ・グランデのニューアルバムが出ます - Qu'en pensez-vous?

アリアナ・グランデに再び衝撃的な悲報がもたらされる

衝撃的なニュースがありました。
アリアナ・グランデの元恋人マック・ミラー氏が死去とのニュースです。
大変なことが起こってしまいました。
コメディアンである婚約者とのラブラブぶりは目に余るほどでしたが、ラッパーの元カレとしては許せなかったのかもしれませんね。
ニューアルバムが大ヒット中のさなかに、こんなことは本当に残念です。 
news.livedoor.com

mdpr.jp

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大地の芸術祭について『日曜美術館「大地に根ざせ!~越後妻有 里山とアートの20年~」』を見ました

NHKEテレの日曜美術館「大地に根ざせ!~越後妻有 里山とアートの20年~」の初回放送を見ました。再放送は9日日曜日夜8時となります。

大地の芸術祭というものが行われているということは前から知っていましたが、過疎地域の悲しい町おこしに思えて、これまでまったく興味を示して来ませんでした。ところが、以下の記事でも書いたように

(→ トリエンナーレ開催中のキナーレ(設計 原広司) - Qu'en pensez-vous? )、

夏の間に家の者がグループ旅行で大地の芸術祭に行ってきたことから、一体どんなところに行ってきたのだろうと思い番組を見てみました。
家の者が撮ってきた写真や土産話からある程度はわかっても、アートですので「見る」のが一番わかりやすいでしょうから、テレビ放送してもらえるなんて有難いです。

番組冒頭、MCのお二人が駅から出てきて、男性の方、お名前出てましたが、小野正嗣さんって、フランス文学者で芥川賞作家の小野正嗣さんですよね。こんな仕事してらっしゃるんですね。小野正嗣さんの本を読んでみたいと内心ずっと思いながら時間だけが過ぎていました。今度読みたいと思います。

大地の芸術祭は、3年に1回開催されていて今回7回目なのだそうです。
新潟県十日町市の農村地帯にて、田園風景の中にインスタレーションが点在する形の展示となっているようです。廃校や拠点施設などの展示利用もあるとのこと。
番組開始後数分の辺りで、原広司さん設計の建築、越後妻有里山現代美術館キナーレ、水盤をコアとした囲い型建築の内部空間の様子を見ることができました。

トリエンナーレ開催中のキナーレ(設計 原広司) - Qu'en pensez-vous?

この番組中で、私が最も興味を持ったのは、磯部行久さんの作品についての部分でした。
番組ナレーションによりますと、磯部行久さんはアメリカに渡り、地質学気象学を網羅するエコロジカルプランニングを学んだそうで、「地域を明らかにすること」が重要なテーマらしいです。明治以降、川の流れが人工的に変えられてきたことに着目し、「川はどこへ行った」という信濃川の元々の流れを田んぼに示した作品が1つ目。2つ目は、昭和の時代にはこの地域は水力発電が行われていたのだそうですが、水力発電の衰退と共に過疎化が進んだという経緯を元に、水力発電用の導水管をモチーフとした「サイフォン導水のモニュメント」という、地中の280メートルに及ぶ管を可視化した作品が紹介されていました。
その他にも、アーティストの方々が地域の方々と交流し、交流の中で作品を作っていく過程なども取材されていました。

番組を見ながら、結局また私は、だんだんと得体の知れない気持ちに陥って行きました。何と言いますか、実は私もその昔、美研に通い美術をやっていた(強制的にさせられていた?)時期があります。しかし、ある時を境に全て辞めたんです。美術の世界から足を洗い、つまらない常識に縛られた鋳型のような人間の世界に仲間入りをしようとして現在に至ります。今でも私の親はそのこと(美術をやめたこと)を怒っているようで私にいろいろ言って来ます(普通逆じゃないかと思うんだけど)。
なので、実は番組を見ながら苦しい気持ちになったのは事実ですし、社会から逸脱した人間が集まる最終地点が芸術の世界なのではないか・・・などという、再び差別的な視点で番組を見てしまったのは事実です。
アーティストの方々の作品制作の様子を見ながらそう感じました。

社会から逸脱した人間と書いてしまいましたが、今でも私は社会から逸脱しているに違いありませんので、芸術の世界から離れたつもりでいたとしても人間の本性はそう変わりはしないと言えるかと思います。結局どうやってもどのように生きても、生まれ持った性質上、自分が社会から自然と逸脱してしまうことには変わりがありません。

個人的な悩み事はひとまず置いておくとして、家族が体験してきたことを番組で見られたのでそのことについては満足しました。

番組では、農家の方々は、田んぼにアートを設置することに同意している、とありましたが、農家の方々は、長い時間をかけてこの芸術祭に理解を示し、好感触を抱き、協力体制を築いてきたのだと思いますが、今回私は初めてテレビで「川はどこへ行った」の作品を見てまず思ったのは「食べ物に異物を混入しているように見える」ということでした。
やはり、突然これを見たら、大丈夫なのだろうか、と思うのは正常な感覚なのではないでしょうか。やはり、田んぼというのはお米なのだから、食べ物にアートが刺さっている状態は、ちょっとびっくりします。塗料なども、顔料には有害物質が含まれるものもありますから、展示期間2か月間くらいで雨で有害物質が田んぼに流れ込んだりしないのか、と疑問には思いました。
やはりお米は日本人にとっては神聖な位置付けにあるものでしょうから、田んぼに直接作品が刺さっているのは、見ていてあまり良い気分はしないというか、少しドキッとします。でも「川はどこへ行った」のコンセプトはさすが、秀逸、と思いました。
田んぼの稲の緑を背景にしてアートが点在しているその風景も、予想外に良い感じがしました。

ただ、そういった農村地帯ではツツガムシ病があるとも聞きます。暑いですのでツツガムシでは済まず、マダニが北上しているなんてこともあるかもしれませんし、デング熱などももう来ているかもしれません。家族の出発前は実はそのことを心配していましたので、主催者サイドから、そういった害虫についての情報もあると助かるのに、と思いました。情報が無いので、虫よけスプレーを持たせてしっかり噴霧してもらいました。都市ではなく、田舎というのは、そういった虫の危険もあるのではないかと思います。

家の者は、大満足で帰ってきました。グループ旅行ですので楽しかったのでしょう。また行きたいとのことです。夏休みの良い思い出になったことは間違いありません。

9月17日まで開催されているそうですので、興味ある方々はどうぞ訪れてみて下さい。家の者によりますと、思ったよりたくさんの人たちで賑わっていたそうです。コンビニなんて無いのかと思ったら、ちゃんとコンビニがあったというので、聞いて驚きました。

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ラ・ロッシュ邸 ル・コルビュジエ - Qu'en pensez-vous?

ラ・ロッシュ邸 ル・コルビュジエ コルビュジエ財団 その3 - Qu'en pensez-vous?

「再発見/ル・コルビュジエの絵画と建築」 林美佐 著 - Qu'en pensez-vous?

「空間<機能から様相へ>」 - Qu'en pensez-vous?

「集落への旅」 について - Qu'en pensez-vous?

HIROSHI HARA:WALLPAPERS の補論2「情景図式と記号場」後半部分を再読してみました - Qu'en pensez-vous?